「1000人以上集まるかも」――Windows 7深夜販売に名乗りを挙げるショップたち古田雄介のアキバPickUp!(1/4 ページ)

» 2009年10月19日 11時45分 公開
[古田雄介&ITmedia アキバ取材班,ITmedia]

「アキバくささのない広々とした店舗になりました」――フェイス&パソコン工房秋葉原本店がオープン

神田明神通りからみた、フェイス&パソコン工房秋葉原本店。こちら側の大看板はパソコン工房のロゴだけが掲げられている

 10月13日から移転のために一時休業していたフェイス本店が、17日に神田明神通り沿いの新店舗にてリニューアルオープンをはたした。「石丸SOFT1」跡地のダイドーリミテッドビル1階に入店しており、グループ店の「パソコン工房秋葉原本店」も併設されている。

 フロア内は、神田明神通り側がパソコン工房、裏通り側がフェイスという区分けがなされているが、仕切りはなく、ほぼ同一の店舗のように利用できる。以前のフェイス本店と比べてフロア面積が格段に広く、各通路は人とすれ違っても気にならないほど余裕があり、デモ機の展示スペースや、小規模なイベントができるスペース、見積もりの相談ができる椅子やテーブルを置いたエリアを設けているのが印象的だ。

 フェイスのスタッフは「狭い店内にところ狭しとパーツが積み上げられている“アキバっぽい”感じから、より一般的といいますか、誰でも気楽に来店できるような雰囲気になったと思います。自作PCに興味のない人にも気楽に足を運んでもらいたいですね」と語る。

 オープン記念キャンペーンは、その広い店内をフル活用しており、デモ機展示エリアでMSIが同社製品の解説を実施していたほか、GPGPU関連や主に法人向けのクラスタリングPCなどが並ぶ「HPC+GPUショールーム」コーナーでNVIDIAのプレゼンテーションも行われた。加えて、マイクロソフトやピクセラなど、複数のメーカーが店内でのミニイベントも実施。パソコン工房のスタッフは「ただ商品を並べるだけでなく、新しい技術に触れられるというメリットも提供していきたいですね」と話していた。そのほか、両店で特価品をそろえているのはもちろん、先着2000人に花の鉢をプレゼントする珍しい取り組みもみられた。

 アキバのフェイスはこれまでも複数回の移転を経験しているが、ここまで大がかりなリニューアルはみられない。同店のスタッフも「引っ越しは何度も経験しましたけど、今回はかなり疲れました。店内の構成もこれまでにないほどアイデアを詰め込んでいますし、それが実現できるのも現在の広いフロアがあってこそだと思います。上の判断は分からないですが、できればずっとこの店舗で営業していけたらと思っています」と、眠い目をこすりながら語っていた。

 なお、両店舗の本オープンは10月22日だが、店内構成に大きな変化はないという。「まあ、Windows 7発売にあわせてみただけでしょう。フェイスとして深夜販売も実施しますので、その際も新店舗を大きくアピールできればいいですね」(上記のスタッフ)とのことだった。Windows 7深夜販売の詳細については、他店も含めて次のページで紹介しよう。

パソコン工房側のフロア(写真=左)。フェイス側のフロア(写真=中央)。裏通り側には「フェイス」の看板が掲げられている(写真=右)

フルHD液晶を1万4999円で販売するなど、思い切りのいい特価品が並ぶ(写真=左)。「HPC+GPUショールーム」コーナー。ユニットコムブランドのコンパクトなクラスタリングPCなどの実機も展示されている(写真=中央/右)

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