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» 2010年03月02日 23時08分 UPDATE

1グラムの軽いタッチを認識:ワコム、21.3型のプロ向け液晶ペンタブレット「Cintiq 21UX」を刷新

ワコムの21.3型液晶ペンタブレット「Cintiq 21UX」が5年ぶりにバージョンアップし、Intuos4世代の技術を採用してより高機能に生まれ変わった。

[ITmedia]

Intuos4テクノロジーを採用したフラッグシップ機「Cintiq 21UX」

og_wacom_001.jpg 新「Cintiq 21UX」

 ワコムは3月2日、21.3型液晶ディスプレイを搭載したプロフェッショナル向け液晶ペンタブレット「Cintiq 21UX」の仕様を刷新し、3月26日に発売すると発表した。ワコムストア価格は22万8000円。

 Cintiq 21UXは、主に車などの工業デザインやイラストレーターの間で利用されているプロフェッショナルグラフィックス用液晶ペンタブレットだ。2005年に発売されてから、数多くのペンタブレットをラインアップするワコム製品のフラッグシップ機として君臨してきたが、今回「Intuos4」と同じ第2世代のチップセンサーを採用し、名実ともに最高峰の性能に生まれ変わった(ちなみに従来のCintiq 21UXは、ITちゃんでおなじみの無名同人シコタホA氏がレビューしているので参考にしてほしい)。

 Intuos4テクノロジの採用により、筆圧検知レベルが1024段階から2048段階に拡張され、筆圧を検知する最小ON荷重が従来の10グラムから1グラムに向上したのがポイント。これにより「本物の紙とペンの感触にかなり近づけたと自信を持っている」(同社)という。また、1600×1200ドット表示に対応する21.3型液晶ディスプレイ(読み取り可能範囲432×324ミリ)は従来同様だが、強化ガラス表面のエッチングによって、低反射処理とともに自然な書き味を実現したほか、ファンクションキーやトラックパッドなどUI部分の改良も行っている。また、細かいところではコントラスト比も400:1から550:1に向上した。

og_wacom_002.jpgog_wacom_003.jpgog_wacom_004.jpg 新モデルでは、Intuos4と同じ新世代のセンサーを採用し、ファンクションキーのレイアウトなども改良されている

og_wacom_005.jpgog_wacom_006.jpgog_wacom_007.jpg 前面に左右8個ずつのファンクションキーを並べ、ファンクションキーの位置に合わせて背面側に2個のトラックパッドを搭載する。スタンドはチルト角の変更やディスプレイの回転が可能な構造だ

 新Cintiq 21UXの製品内覧会では、初音ミクのメジャーアルバム「Re:package」のジャケットを手がけたことで知られる人気イラストレーター、redjuice氏が登場し、線画やフォトショップによる合成作業を実演しながら新製品の特徴を解説。トラックパッドが背面にあることで画面の拡大/縮小やスクロールが作業のじゃまにならなくなった点や、1グラムON加重によって“より紙に近い書き心地”になった点を歓迎していた。「これまでラフだけは手帳にメモをしていて、ラフはタッチが軽すぎて現行モデルではだめだったんですが、次のモデルでは全部デジタル化できると期待してます」(redjuice氏)。

og_wacom_008.jpgog_wacom_009.jpgog_wacom_010.jpg ボカロ界で有名なredjuice氏がイラスト制作を実演してくれた

 なお、3月2日よりワコムストアにて、先着30名の予約受け付けを開始。予約特典としてグリップペン用木製グリップがプレゼントされる。また、3月26日、27日には体験イベント「Wacom Live 2010」も開催される予定だ。このほかワコムは情報提供サイト「reCreate」(レクリエイト)も開設。クリエイター向けのニュースやイベント情報、ペンタブレットとアプリケーションソフトの活用方法やプロのテクニックなどを発信していく。

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