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» 2010年07月29日 12時45分 UPDATE

GeForceかRadeonか:FF14を余裕でこなすグラフィックスカードは?――「G-Tune」でまとめて検証 (1/3)

期待の新作MMORPG「FINAL FANTASY XIV」ことFF14。これを満足にプレイするにはかなりのスペックが要求されるらしい。となれば、マウスコンピューターのゲーミングPC「G-Tune」の出番である。色々なGPUの組み合わせで公式ベンチマークを試した。

[小川夏樹,ITmedia]

それはやっぱり何気ない会話から始まった

 つい先日発表されたマウスコンピューターの「FINAL FANTASY XIV推奨認定PC」は、“重い”と言われるFF14を10万円ちょっとの価格でプレイできる環境が手に入る注目モデルだ。βテスト用のレジストレーションコードまで付くので非常におススメなのだが、FF14にどっぷりとつかりたい筆者にとっては、マシン構成にもうひとひねり欲しいところ。そんな中、編集部で以下の会話が交わされた。

編集G ベンチに続いて推奨認定PCも出てきましたね。FINAL FANTASY XIVはプレイするんですか?

小川 もちろん廃プレイも辞さない覚悟で(キリッ

編集G でもアレ、ベンチを見る限りかなりハイスペックじゃないとダメっぽいですよ。マシン環境の底上げしてます?

小川 いや、まだ。うちのオンボロ環境だとFF14ベンチがLOWで2700くらい

編集G フッ、そんな環境じゃまともにプレイできるとは思えないですねえ

小川 うるさい!それじゃあ、まともにプレイできるのってどんな構成だよ?

編集G 例によってG-Tuneを手配するんで可及的速やかに調べてください

小川 ……やっぱそれ、俺がやるのね



og_gtune_001.jpg ベースマシンの「NEXTGEAR i500PA9」(プラチナモデル)はSSD RAIDとGeForce GTX 470のSLIを採用する爆速モデルだ

 ということで、今回はあえてFINAL FANTASY XIV推奨認定PCでなく、バリバリとFF14をプレイできるBTO構成をチェックしてみた。ベースマシンに選んだのはLGA1156のLynnfieldにIntel P55 Expressを組み合わせた仕様。コストパフォーマンスの高さから、現在この組み合わせでマシンを自作して使っている人が多いと思われるためだ。このベースマシンに各種グラフィックスカードを取っかえ引っかえしてFF14の快適度を検証している。FF14のためにマシンの新調を考えている人は参考にしてほしい。

 ところで以前紹介したG-TuneのPC USER特別限定モデルを覚えているだろうか? SSD RAID(スパン構成)を採用することで、Lynnfield(Core i7-860)環境ながら、PCMark Vantageの総合スコアでGulftown搭載マシンをぶっちぎった例のアレである。

 今回はあのマシンの発展系といった仕様になっている。ベースマシンとしたのは「NEXTGEAR i500PA9」(プラチナモデル)で、もちろん起動ドライブはSSD RAID 0でデータ用の1TバイトHDDの構成に変えている。グラフィックスはGeForce GTX 470のSLI構成と豪勢な仕様である。CPUはCore i7-870(2.93GHz)でメインメモリも潤沢に8Gバイトを搭載し、64ビット版のWindows 7 Home Premiumが快適に動作するマシンだ。

og_gtune_005.jpg

 すでにご存じの人も多いと思うが、このモデルの概要を説明しておこう。ケースのフロント下部にはイルミネーション用LEDが内蔵されており、電源を投入するとそれが光るようになっている。このLEDはブルー/レッド/シアン/イエロー/マゼンタの発光が可能で、フロント部左側に設けられた「パワーLEDボタン」(要するに色の変更用ボタン)を押して好みの色に切り換えることが可能だ。

 本体ケースフロント部の5インチベイと3.5インチベイ部は、G-Tuneロゴが施されたカバーで覆われており、それを開けると3.5インチベイ部に15種類のメディアに対応したカードリーダー/ライターが装着され、5インチベイ最上部に22倍速のDVDスーパーマルチドライブが搭載されている。

 インタフェースに関しては、ケースフロント下部に2基のUSB 2.0ポートとヘッドフォンとマイク、本体背面部のIOポートには、6ポートのUSB 2.0と1000BASE-TのギガビットLAN、オーディオ関連の各ジャック類、マウス/キーボード用にPS/2ポートが各1ポートと、必要十分な内容だ。

og_gtune_002.jpgog_gtune_003.jpgog_gtune_004.jpg 本体前面/背面/左側面

 拡張性も高く、ケース内部は広々としており、各パーツへのアクセスも余裕で行える。サイドカバーにはCPUクーラーに向けた大型のエアファンネルが装着されているし、背面側にも大判のファンが搭載されているので冷却性も万全だ。

og_gtune_006.jpg さまざまなGPUの組み合わせでテストする

 ストレージや光学ドライブ向けとしては、5インチベイが3基、3.5インチベイが2基、これにHDD用の専用ベイが用意され、評価機ではそこにRAID構成のSSDと1TバイトのHDDを装着している。このベイは、取りはずしやすいようになっているので増設時などに重宝するだろう。装着されている電源ユニットは80Plusの高効率を誇る850ワットのモデルで、標準構成のGeForce GTX 470のSLI構成にも余裕で対応する。

 このベースモデルをFF14検証用ベースマシンとし、各種グラフィックスカードに交換して公式ベンチマークを回してみた。今回検証したグラフィックスカードは、GeForce GTX 460、GeForce GTX 470、GeForce GTX 470のSLI、GeForce GTX 480、Radeon HD 5850、Radeon HD 5870で、それぞれGeForceRadeonで分けられたG-TuneのNEXTGEARシリーズで選べるGPUだ。

テストに使用したグラフィックスカード
GPU 製品名
GeForce GTX 460 ZOTAC GeForce GTX 460
GeForce GTX 470 ZOTAC GeForce GTX 470
GeForce GTX 480 EVGA GeForce GTX 480
Radeon HD 5870 SAPPHIRE ATLANTIS RADEON HD 5870
Radeon HD 5850 HIS Radeon HD 5850
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