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» 2010年08月18日 17時17分 UPDATE

ちょっと気になる入力デバイス:ちょっぴり“ひんやり”なEGG MOUSEはいかが?――エレコム「Like a SPOON」を試す

ユーザーに身近なキーボードとマウスは、星の数ほど発売されている。その中から、気になる一品を360度チェックする。

[王深紅(撮影:矢野渉),ITmedia]

ケーブルを解き放ったEGG MOUSE

ht_1008em01.jpg Like a SPOONのパッケージ

 エレコムの「EGG MOUSE」は歴史が古い。1988年に登場した初代EGG MOUSE以降、さまざまなバリエーションモデルで世の中をにぎわせてきた。近年では、生誕20周年を記念して投入された有線タイプの「新EGG MOUSE」(M-EGURシリーズ)、それを小型にした「EGG MOUSE mini」(M-EG2URシリーズ)が記憶に新しい。

 そのような中で新たに投入されたのが、3ボタンワイヤレスレーザーマウスの「Like a SPOON」(M-SODLシリーズ)だ。製品名にこそEGG MOUSEは冠されていないが、見た目はまさにケーブルを省いたEGG MOUSE。しかも、ボディにステンレスフレームを配して高級感を演出するだけでなく、冷たい触感も楽しめるようになっている(季節に左右されるが)。

 本製品をデザインした矢代昇吾氏によると、マウスの形状は製品名通りスプーンであり、アイスクリームをスプーンでえぐり取ったような楕円(だえん)ボディだ。カラーはブラック、ホワイト、レッドがあり、レシーバーもそれぞれ色分けされているのが心憎い。製品パッケージもEGG MOUSEシリーズを踏襲しており、スプーンの写真とともに透明のケース中央にマウスが置かれている。

ht_1008em02.jpg カラーバリエーションはブラック、ホワイト、レッドの3色だ
ht_1008em03.jpg レシーバーもマウス本体と同じ色に塗り分けされている
ht_1008em04.jpg レシーバーと単四乾電池1本は底面を収納できるようになっている

約124グラムの重量級ワイヤレスマウス

 マウスのサイズは65.7(幅)×88.3(奥行き)×40.2(高さ)ミリと成人男性の手にすっぽりと入るもので、レシーバーはマウスの底面に単四乾電池1本とともに収納できる。ただ、重量は124グラム(単四形アルカリ乾電池1本含む)と小ぶりなワイヤレスマウスとしてはヘビー級だ。安定して操作できる半面、人によっては重すぎると感じるかもしれない。

ht_1008em05.jpght_1008em06.jpg 上から見た形は、まさに卵でありスプーンの先っぽでもある(写真=左)。ホイールの太さは約4.5ミリ、直径は約30ミリだ。底面に電源スイッチと電池/レシーバー収納部、レーザーセンサーがある(写真=右)

ht_1008em07.jpght_1008em08.jpght_1008em09.jpght_1008em10.jpg ステンレスフレームとクリックボタンは約1.5〜2ミリの間隔が開いている。ステンレスフレームの曲線がなまめかしい

Windows/Mac用のドライバで機能割り当てが可能

 見た目は独特だが、マウス自体はレーザーセンサーを採用したシンプルな3ボタンタイプで、別途同社のホームページから「エレコム マウスアシスタント」をダウンロードすることで、チルトホイールや各ボタンの機能割り当てが実行できるようになる。マウスアシスタントは、WindowsだけでなくMac OS X用も用意されているので活用したい(Macではデフォルトでチルトホイール操作に対応)。なお、レシーバーは小型だが、リングデザインを採用するためPC本体に装着すると18ミリほど出っ張る。

 実売価格は5000円前後となっており、大手直販ショップではさらに安価に売られているようだ。見た目のインパクトは十分だが、機能や左右の利き腕を選ばないデザインは至ってシンプルであり、ただ置くだけで絵になるのが本製品の魅力だ。

ht_1008em11.jpg Like a SPOONを分解したところ。分解するとメーカーのサポートは受けられなくなるので注意してほしい
ht_1008em12.jpg ホイールの直径は約30ミリ、太さは約4.5ミリで、ラバー部分は約3ミリとなっている。クリック感のないヌルヌルタイプだ
ht_1008em13.jpg クリックボタンの直下におもりが位置する。ここだけで約65グラムとマウスの半分以上の重量がある

ht_1008em14.jpg 同社のWebページからダウンロードしたMac用のマウスアシスタントを導入したところ
ht_1008em15.jpg システム環境設定からボタンのカスタマイズが行える。設定は書き出すことも可能だ
ht_1008em16.jpg Mac OS X用では、それぞれのボタンに35通りの機能を割り当てられる(オフを含む)

ht_1008em17.jpg こちらはWindows用のマウスアシスタントを導入するところ。同社製のほかのドライバがあれば、削除する必要がある
ht_1008em18.jpg マウスのプロパティタブに追加された画面。タスクトレイのアイコンを右クリックすると設定ファイルを書き出せる(記事初出時「書き出しはできない」とありましたが、おわびして訂正させていただきます)
ht_1008em19.jpg Windows用では、それぞれのボタンに33通りの機能を割り当てられる(オフを含む)

PC USER編集部Tのインプレッション

 側面をぐるりと覆うステンレス素材に卵形のフォルムは、おしゃれなキッチンツールのようでもあり、好感度の高いユニークなデザインだ。丸みを帯びたボディは手のひらにフィットし、トップカバーはマットな質感で手触りがよい。実際に使ってみると、単にデザインだけのマウスではないことが分かり、ニヤリとさせられる。重量はかなりあるが、底面の滑りはよく、机上で滑らせて使うぶんには快適だ。細かいところだが、左右のボタンがカチカチとややチープな音が鳴るのは少し気になった。


PC USER編集部Sのインプレッション

 このマウスはかなり重量級なので、常に持ち歩く“モバイルマウス”としては運用しにくいが、この重さによる操作性は好みだ。オフィス/自宅用としてレシーバー不要のBluetooth版が欲しくなる。


PC USER編集部Hのインプレッション

 先日、香港に出張したところ、市街地のPCショップだけでなく、空港の家電コーナーにも本製品が販売されていて驚いた。製品自体は至ってシンプルな3ボタンマウスだが、マウスのデザインはもちろん、パッケージを含めたこだわりが好印象だ。カラーバリエーションは地味だが、逆にそれがステンレスフレームを引き立てている。欲をいえば、ステンレスフレームは現状の2分割ではなく、1枚で構成すればさらに引き立った見た目になっただろう。細かいところだが、レシーバーをPCに装着する際は強く押し込む必要があった。



M-SODLシリーズの主なスペック
読み取り方式 レーザー
分解能 800カウント
ボタン数 3ボタン(ホイール含む)
カラーバリエーション ブラック、ホワイト、レッド
インタフェース 無線式(2.4GHz帯)
使用電池 単四形乾電池×1
動作時間 約28日間(1日8時間のPC操作の内、マウスを25%使用した場合)
到達距離 レシーバーから約7メートル以内
マウスサイズ 65.7(幅)×88.3(奥行き)×40.2(高さ)ミリ
レシーバサイズ 15(幅)×29.3(奥行き)×7(高さ)ミリ
重量(実測値) マウス:約126グラム(単四形アルカリ乾電池1本+レシーバ含む)/レシーバ:約2グラム
対応OS Windows 7/Vista/XP SP2以降、Mac OS X 10.5以降
付属品 ソフトウェアCD-ROM、単三形アルカリ乾電池×1、マニュアル
価格 7035円(実売5000円前後)

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