PCゲーム関連展示は、体験マシンを多数集めた「Gaming PC World」ブースがあるHall 5が中心。大きなエリアを占めていたGaming PC Worldでは、周辺機器メーカーのゲームデバイスやマウスなどが実際に操作できる。
注目したいのは、その隣に小さなブースを構えていたニチカレの「CyAC」(サイアック)ブースだ。海外からプロのゲームプレーヤーを招待して、プロレベルの対戦を実況つきで観戦できたり、プロプレーヤーと来場者が実際にゲームで戦うことができる。
ニチカレの担当者である秋山聖司氏は「プレーヤーだけでなく観客も白熱する海外のPCゲームイベントを日本でも実現させたい。TGSの来場者にもゲームイベントの興奮を体験してほしい」と語っている。
Hall 5以外はコンシューマーデバイス向けのゲーム一色、のはずだったが、Hall 1でビックベンダーがこっそりとブースを設けていた。そのベンダーは、Crysisシリーズの「Crytek」だ。
セミナーセッションでは、ドイツから来日した技術者が、新しいゲームエンジンについて解説したそうだが、展示ブースはいたって小規模でよく気をつけないと見落としてしまいそうだ、そこで、たぶん、日本で初公開となる「Crysis 2 3D」を紹介していた。
デモで示されていたCrysis 2 3Dはニューヨークの市街戦が部隊で、ゲームエンジンはCry Engine 3に強化され、立体視プレイにも対応することがアピールされた。現在、コンシューマーデバイス向けとPC向けに開発が進んでおり、2011年春にはリリースされる予定とのことだ。
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