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» 2010年11月09日 16時00分 UPDATE

新コンセプト“Office Cool”の第1弾:NECディスプレイ、薄型軽量・省電力の23型フルHD液晶「MultiSync LCD-EX231W」

NECディスプレイソリューションズは、薄型軽量、省電力、デザインに配慮したビジネス向け23型フルHD液晶ディスプレイ「MultiSync LCD-EX231W」を12月1日に発売する。

[前橋豪,ITmedia]

狭額縁のスリムボディに省電力機能を多数搭載

 NECディスプレイソリューションズは11月9日、ビジネス向けの23型ワイド液晶ディスプレイ「MultiSync LCD-EX231W」を発表した。ラインアップはボディカラーがホワイトの「LCD-EX231W」とブラックの「LCD-EX231W-BK」を用意し、12月1日に出荷を開始する予定だ。価格はオープンで、実売価格は4万円前後の見込み。

tm_1011necd_01.jpg 左がホワイトの「LCD-EX231W」、右がブラックの「LCD-EX231W-BK」

 LCD-EX231Wはビジネス向け製品の新コンセプトである「Office Cool」を掲げた第1弾モデル。これまで同社はディスプレイブランドの「MultiSync」に環境配慮の視点を加えた「MultiSync+ECO」をキーワードに、オートブライトネス、ECO MODE、カーボンメーター表示、白色LEDバックライトなどの採用を進めてきたが、Office Coolではさらなる軽量化や省電力化、生産から運搬、廃棄に至るまでのCO2排出量低減、そしてデザイン性も追求したという。

 本体の薄型化では、液晶ディスプレイ部の最薄部を16.4ミリ、フレーム部の厚さを14.6ミリの狭額縁とした。スタンドは直径38.2ミリの細い支柱と、厚さ5.7ミリの薄型ベースを採用し、操作パネルにボタンのないタッチ&スライドセンサーを搭載するなど、ボディ全体をスリムでシンプルなデザインにまとめている。本体サイズは540.2(幅)×215(奥行き)×401.3〜511.3(高さ)ミリ、重量はスタンド込みで約4.2キロ、スタンドなしで約2.8キロだ。同社の従来機種(LCD-EA231WMi)に比べて、51%の軽量化と52%の薄型化を実現している。

 スタンドは上30度/下5度のチルト、左右170度のスイベル、範囲110ミリの昇降、パネルを90度回転させての縦位置表示が可能だ。

tm_1011necd_02.jpgtm_1011necd_03.jpgtm_1011necd_04.jpg 狭額縁で薄型のディスプレイ部に、スリムで可動範囲が広いスタンドを組み合わせたボディ。デザインについては、欧米と日本のオフィス機器を扱うインテリアショップでヒアリングし、家具とのマッチングなどを考慮したという。2010年度のグッドデザイン賞を受賞している

tm_1011necd_05.jpgtm_1011necd_06.jpgtm_1011necd_07.jpg 軽量化によって、1つのアームに4台のディスプレイを設置したり、細いアームで固定できたり、持ち運びがしやすくなった。狭額縁なので、マルチディスプレイ環境でも画面間のフレームがじゃまになりにくい

 省電力化については、バックライトに白色LEDを採用したほか、ユーザーがディスプレイの前から離れると自動的にパワーセーブモードか輝度0%の設定に移行する人感センサー、周囲の明るさを検出して表示画面の状態も調べながら画面輝度を自動調整するオートブライトネスを搭載する。

 画面輝度を下げることで省電力化する2段階のECO MODE(MODE 1:初期設定で約200カンデラ平方メートル以下、MODE 2:約100カンデラ/平方メートル)も備えており、消費電力は最大動作時で31ワット、通常動作時/ECO MODE 1設定時で23ワット、ECO MODE 2設定時で16ワット、パワーセーブ時で0.37ワットに抑えた。

 また、消費電力量をCO2排出量に換算した値として積算表示する機能(カーボンメーター)、それを電気料金に換算して表示する機能(コストメーター)、使用電力量を表示する機能(パワーメーター)も持つ。

tm_1011necd_08.jpgtm_1011necd_09.jpg 人感センサーや、消費電力量をCO2排出量に換算した値として積算表示する機能も搭載する

 液晶パネルはTN方式を採用し、1920×1080ドット表示の23型ワイドパネルを搭載。最大表示色は約1677万色、輝度は最大250カンデラ/平方メートル、コントラスト比は1000:1(DV MODE DYNAMIC使用時は2万5000:1)、視野角は上下160度/左右170度、応答速度は5msだ。

 映像入力はDVI-I(HDCP)、DisplayPortの2系統を装備。DVI-A/D-Sub、DVI-D、DisplayPortの各ディスプレイケーブルが付属する。液晶ディスプレイ部の天面には、Webカメラなどの接続を想定したUSBパススルーポートも搭載する。

tm_1011necd_10.jpg ディスプレイ部の背面に映像入力など主要なインタフェースを装備。電源はACアダプタを利用する。音声入出力はない
tm_1011necd_11.jpg 天面のカバーを外すと、USBポートが現れる。USBハブ機能はなく、PCのUSBポートを延長して使うパススルーポートとなる
tm_1011necd_12.jpg ディスプレイ部を机上に直接置けるフォトフレーム風スタンドもオプションとして提供する予定。背面には手で握って持ちやすいようにくぼみがある

tm_1011necd_13.jpgtm_1011necd_14.jpgtm_1011necd_15.jpg 新製品発表会では同社取締役 執行役員常務の赤木登氏が登壇。新しい製品コンセプトである「Office Cool」の目指す方向性について、世界のユーザーが使いやすいシンプルさ、軽量、省電力、狭額縁を実現する最先端のディスプレイ技術とイノベーションにより、企業に対してTCOとCSRで貢献し、新しいロケーションフリーオフィスでの活用も提案すると語った。年間の販売目標台数は国内で5000台。今後は広視野角パネルや画面サイズのバリエーションなども計画中という

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