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» 2010年12月16日 11時45分 UPDATE

こんな液晶一体型PCは見たことない:3D立体視×3波ダブル録画×ナノイー搭載だと!?――「FMV ESPRIMO FH900/5BM」を試す (1/4)

国内メーカーのオールインワンPCといえば、てんこ盛りの機能が特徴だが、「FMV-ESPRIMO FH900/5BM」は一味違う。ボディの後ろに何かが付いてるのだが……。

[鈴木雅暢(撮影:矢野渉),ITmedia]

富士通主力の液晶一体型「ESPRIMO」シリーズから最上位機を試す

tm_1012esp_01.jpg 「FMV ESPRIMO FH900/5BM」

 富士通は2010年の夏モデルにおいて、家庭向けPC製品のブランドネームをグローバルブランドに統合した。デスクトップPCシリーズは、従来の「FMV DESKPOWER」から「FMV ESPRIMO」(エスプリモ)へと改められ、液晶ディスプレイ一体型の「FH」シリーズとセパレート型の「DH」シリーズに分類されている。もちろん、主力製品となるのは液晶一体型のFHシリーズだ。

 今回はFHシリーズの2010年秋冬モデルから、23型フルHD液晶ディスプレイを搭載した最上位機「FMV ESPRIMO FH900/5BM」を取り上げよう。3D立体視と3波デジタル放送のダブル録画に対応した充実のエンターテインメント機能を搭載するうえ、「ナノイー」発生機能も装備するなど、豪華装備の液晶一体型PCだ。

 なお、富士通のノートPC主力モデルのレビュー記事は掲載済みなので、こちらの記事(これなら3Dを導入していいかも?:“3つの3D体験”がノートPCにもやってきた――「FMV LIFEBOOK AH570/5BM」検証)を参照してほしい。

L字型フォルムを採用した上品カジュアルなボディ

 ボディはスピーカー部に大胆な角度を付けたL字型のフォルムが特徴だ。大出力のスピーカを内蔵しながらも全体をすっきりと見せることに成功している。具体的なサイズは、568(幅)×222(奥行き)×438(高さ)ミリとなっている。これはスタンド部も含めたサイズだが、本体自体は60ミリ程度(スピーカー部約70ミリ)とスリムで、普通の液晶ディスプレイと比べても少し厚みがあってスタンドがガッシリしているというくらいだ。

 ボディのカラーバリエーションはホワイト(スノーホワイト)とブラック(エスプレッソブラック)の2種類が用意されている。今回入手したのは前者だが、マットなホワイトのベースボディに光沢ホワイトとクリア素材のパネルを組み合わせ、シンプルながら大味さを感じさせない工夫が見られる。白色LED表示のタッチセンサーで統一した前面の操作ボタン、スタンド部の金属製円形フットプレートのヘアライン仕上げも効果的で、カジュアルさの中にもさりげない上品さを感じる仕上がりだ。電源ユニットは本体に内蔵しておらず、付属のACアダプタ(120ワット)で駆動する。

 直径222ミリの円形プレートが支えるスタンド部はしっかりした構造で、上30度のチルト、左右各80度のスイベル(回転)が可能だ。見る位置や姿勢に合わせて画面の角度を変えることができ、側面のインタフェースなどに回り込まなくてもアクセスできる。ジョイント部の精度もよく、チルトやスイベルの操作感もスムース。安っぽい音を立てることなく静かに動き、思ったところでピッタリと止めることができる。

tm_1012esp_02.jpg L字型に配置されたスピーカーがユニーク。本体はチルト角度の調整が行える
tm_1012esp_03.jpg 電源はACアダプタを利用する。スタンドの背面にはケーブルをまとめる穴もある

内蔵カメラを利用したジェスチャー操作や人感センサー機能に対応

 付属のキーボードとマウスはともにワイヤレス接続で、使用しないときは好きな場所に保管でき、ケーブルの接続なしに取り出して手軽に使える。コンパクトでスリムなキーボードには、電源ボタンのほか、音量調整やブラウザ/メーラ起動などワンタッチボタンを装備している。また、テレビ機能に対応したリモコンも付属しており、離れたところからでも簡単にテレビの視聴や録画予約などが行なえる。

tm_1012esp_04.jpg ワイヤレス接続のコンパクトなキーボード(テンキー付き)と、横スクロール機能付きレーザーマウスが付属する
tm_1012esp_05.jpg 電源オンや音量調整、Windows Media Center、テレビ機能などの操作に対応したフルリモコンも付属する

 また、液晶フレーム上部に搭載した3D対応Webカメラを利用したユニークな操作機能も搭載している。「ジェスチャーコントロール」は、カメラに向かって手を振ると画面上に大きな操作アイコンが表示され、そのアイコンの方向へ手を動かすことで、再生/停止や音量調整などのメディア操作が行なえる。カメラを利用する関係上、カメラの正面からでないと細かい操作はうまくいかないが、音量調整などの簡単なメディア操作くらいなら十分実用的だ。

 Webカメラの認識機能を利用した人感センサー機能も搭載している。これはPCから離れたときに自動的に画面表示をオフにし、戻ってきたときにPCに触れずとも、再び画面表示をオンにしてくれる。節電になるのはもちろん、近未来的なスマートさも感じられて、なかなか気分がいい。

tm_1012esp_06.jpgtm_1012esp_07.jpgtm_1012esp_08.jpg ジェスチャーコントロールは、カメラに向かってかざした手の動きでメディア操作などが行なえる。Windows 7標準の「Windows Media Center」のほか、テレビ視聴ソフトの「Digital TV Box」、DVD視聴ソフト「WinDVD」など、プリインストールされているメディア系ソフトウェアに一通り対応している

tm_1012esp_09.jpgtm_1012esp_10.jpg WebカメラでPCの前に人がいるかどうかを認識し、自動で画面のオン/オフを行う「Sense You Technology」の設定ユーティリティ。画面オフまでの時間や復帰後にログイン画面まで戻るかなどが指定できる

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