もうすぐGen.3の時代がやってくる──「Z68A-GD80(G3)」フォトレビューイマドキのイタモノ(2/2 ページ)

» 2011年08月11日 19時00分 公開
[長浜和也(撮影:矢野渉),ITmedia]
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定番のオンボードコントローラがそろう

 オンボードで搭載するコントローラは、ほかのMSIマザーボードで採用されているものとほぼ共通する。有線LANは、1000BASE-Tまで利用できるRealtekのRT8111Eを採用し、IEEE1394のコントローラでは、VIAのVT6308Pを搭載、Serial ATAは、Intel Z68 Expressチップセットに統合されたコントローラで制御するコネクタ(第1と第2がSerial ATA 6Gbps対応、第3から第6までがSerial ATA 3Gbps対応))とMarvellの88SE9128で制御するコネクタ(第7がSerial ATA 6Gbpsに対応。また、eSATA 6Gbpsも制御する)を用意する。

有線LANコントローラに「RTL8111E」を2基実装することで、2系統のギガビットLANを利用できる(写真=左)。PS8101はParade製のHDMI/DVIのレベルシフターだ。Z68A-GD80は映像出力にDVIとHDMIを備え、それぞれにPS8101を用意する(写真=右)

Serial ATA 6GbpsのコントローラはIntel Z68 Expressチップセットに統合されているほか、専用コントローラとしてeSATAもサポートするMarvellの88SE9128も実装する(写真=左)。Serial ATAインタフェースは、白い6Gbps対応を3基、黒い3Gbps対応を4基備える(写真=右)

 USB 3.0は、μPD720200を2基実装する。1基はバックパネルに搭載した2基のUSB 3.0を制御し、もう1基はオンボードのヘッダピンに接続するUSB 3.0を担当する。

 また、Z68A-GD80(G3)は、BIOSチップを2基実装して設定によって切り替えたり、オーバークロックで無理な設定から回復するバックアップBIOSとして利用できるデュアルBIOSをサポートするが、有効になっているBIOSを確認できるLEDも用意している。

MSIのマザーボードでは、「THX TruStudio PRO」で高音質を訴求する。そのサウンドコントローラとして「ALC892」を採用する(写真=左)。USB 3.0コントローラにはμPD720200を載せる。Z68A-GD80(G3)では、バックパネルのUSB 3.0制御用とオンボードヘッダピンのUSB 3.0制御用に2基のμPD720200を実装する(写真=右)

 日本市場におけるZ68A-GD80(G3)の出荷について、COMPUTEX TAIPEI 2011で公開された当時は不明とされていたが、7月のリンクスインターナショナルショールームオープニングセレモニーにおいて、日本で始めてサンプルが展示されたときには、9月から10月に投入する可能性を示唆している。が、その詳細については現時点でも明確にされていない。そういうわけで、今しばらくは、このフォトレビューで予習に勤しむことになるだろう。

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