オンボードで搭載するコントローラは、ほかのMSIマザーボードで採用されているものとほぼ共通する。有線LANは、1000BASE-Tまで利用できるRealtekのRT8111Eを採用し、IEEE1394のコントローラでは、VIAのVT6308Pを搭載、Serial ATAは、Intel Z68 Expressチップセットに統合されたコントローラで制御するコネクタ(第1と第2がSerial ATA 6Gbps対応、第3から第6までがSerial ATA 3Gbps対応))とMarvellの88SE9128で制御するコネクタ(第7がSerial ATA 6Gbpsに対応。また、eSATA 6Gbpsも制御する)を用意する。
USB 3.0は、μPD720200を2基実装する。1基はバックパネルに搭載した2基のUSB 3.0を制御し、もう1基はオンボードのヘッダピンに接続するUSB 3.0を担当する。
また、Z68A-GD80(G3)は、BIOSチップを2基実装して設定によって切り替えたり、オーバークロックで無理な設定から回復するバックアップBIOSとして利用できるデュアルBIOSをサポートするが、有効になっているBIOSを確認できるLEDも用意している。
日本市場におけるZ68A-GD80(G3)の出荷について、COMPUTEX TAIPEI 2011で公開された当時は不明とされていたが、7月のリンクスインターナショナルショールームオープニングセレモニーにおいて、日本で始めてサンプルが展示されたときには、9月から10月に投入する可能性を示唆している。が、その詳細については現時点でも明確にされていない。そういうわけで、今しばらくは、このフォトレビューで予習に勤しむことになるだろう。
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