「これが我々の生命線になるでしょう」――Sandy Bridge-E系パーツが多数登場古田雄介のアキバPickUp!(1/4 ページ)

» 2011年11月14日 11時44分 公開
[古田雄介(ぜせ)&ITmediaアキバ取材班,ITmedia]
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「潤沢ではないにしろ、石ももうじき出てくると思います」――X79マザーも発売直前状態

TSUKUMO eX.に展示されたX79マザー。左から「X79 Extreme4」「SABERTOOTH X79」「X79A-GD65」

 先週から、複数のショップにIntel X79 Expressを搭載したマザーボードが展示されている。メーカー別にみると、ASUSTeK製は「SABERTOOTH X79」と「P9X79 DELUXE」「P9X79 PRO」、ASRockは「X79 Extreme4」「X79 Extreme4-M」の2モデル、MSIは「X79A-GD65」の実機が確認できた。

 X79はインテルの次世代CPU「Sandy Bridge-E」に対応するチップセットで、対応マザーは「LGA 2011」ソケットを搭載している。メモリスロットがCPUソケットの左右に分かれて4本、または8本並ぶのが特徴だ。TSUKUMO eX.は「基板に『4channel DDR3』とプリントされているものもあり、クアッドチャンネルが構成できるようですね。X58マザーに代わるハイエンドマシンの定番になるのは確実です」と話していた。

 また、LGA2011対応のCPUクーラーも続々と登場している。1万円弱で出回っているザルマンの3ファン搭載クーラー「CNPS12X」をはじめとして、サイズの定番シリーズの改良モデル「NINJA 3 Rev.B」(4500円弱)や、サーマルティクの13センチファン2基搭載モデル「Frio Advanced」(6000円弱)など、大型の選択肢が拡大中だ。

 ツートップ秋葉原本店は「X79マザーはメモリスロットが左右に分かれているので、従来のCPUクーラーだと物理的に干渉してしまう場合があるんですよ。ハイエンドなプラットフォームなだけに、CPUクーラーも冷却性重視で買い換える人が多いでしょうから、これらの高級モデルがヒットする可能性は普段以上にあると思います」と期待を膨らませる。

 にわかに高まった次世代プラットフォーム登場の機運だが、某ショップは「この3社のX79マザーは販売解禁されれば、わりと潤沢に出回ると思いますよ。同時に石(CPU)も出てくるはずですが、そちらの入荷は薄めかも」と、間もなくの発売を匂わせていた。

 そして、X79マザーやSandy Bridge-Eにかける期待は相当大きいようだ。別のショップは「Sandy Bridge-Eが年末商戦の目玉になるのはほぼ確実です。ハイエンドのラインだけに単価も高いので、これがちゃんと売れてくれれば助かりますよ。逆にダメだったら、我々の業界も本当に苦しくなります。すでにHDDが買いにくいというネックがありますが、それをはねのけるほどの反響があればうれしいですね」と切実に語っていた。

ザルマン「CNPS12X」(写真=左)。サイズ「NINJA 3 Rev.B」(写真=中央)。サイズのLGA 2011用リテンションキット「Intel LGA2011 Screw Kit」。価格は800円弱(写真=右)

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