先週の新製品で異彩を放っていたのは、NofanのCPUクーラー「CR-95C」だ。直径18ミリ×高さ148ミリの巨大な円筒状クーラーで、ファンレス仕様になっているのが特徴。価格は1万円弱だ。LGA 1155/1156/775とSocket AM3+/FM1/AM2+に対応する。
昨年8月に、Nofanからケースとセットのファンレス自作セット「A43/A40」が登場したが、CR-95Cのそのクーラー部分をやや小ぶりにして単品化したモデルだ。A43/A40のようにTDP 100ワットのCPUまで対応とはいかず、TDP 95ワットまでが対象となる。
クレバリー1号店は「A40搭載の『CR-132』は直径222ミリだったので、ひと回り小さくなった感じです。このため、マザーによってはグラフィックスカードもちゃんと挿せるようですよ。ただ、あまりハイスペックなグラフィックスカードだと発熱も大きいですし、マシン全体でファンレス化は難しいかも。そのあたりのバランスを考えつつ、ギリギリを目指すのも面白いかもしれません」と話していた。
ただし、見た目のインパクトから、初回の売れ行きはそれほどではない様子だった。別のショップは「巨大クーラーは見てて楽しいんですけど、物理的干渉の問題を受け止めながら使いたいという人はかなり少ないですから。無音でそこそこハイスペックなマシンとなると、オーディオにかなりこだわる人くらいじゃないですかね」と淡々と語っていた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.