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» 2012年11月01日 16時00分 UPDATE

ColorEdgeで6万円切り:ナナオ、カラーマネジメント液晶「ColorEdge」に23型と27型の新機種を追加

ナナオがカラーマネジメント液晶ディスプレイ「ColorEdge」のラインアップを拡充した。23型モデルと27型モデルを11月22日より順次発売する。

[ITmedia]

 ナナオは11月1日、カラーマネジメント液晶ディスプレイ「ColorEdge」のラインアップを拡充し、23型のエントリーモデル「ColorEdge CS230」と、27型のハイエンドモデル「ColorEdge CG276」および27型のミドルレンジモデル「ColorEdge CX270」を発表した。

 これら3モデルは2012年7月24日にほかのColorEdge新モデルとともに発表済みだが、発売日や価格は(27型モデルは詳しい仕様も)不明だった。CS230は11月22日、CG276とCX270は11月30日に発売される予定だ。いずれも価格はオープン、保証期間は液晶パネルも含めて5年間(使用時間は3万時間以内)。

価格を抑えた23型フルHDモデル「CS230」

tm_1211_ce_01.jpg 「ColorEdge CS230」

 ColorEdge CS230は、「CG」「CX」「CS」の3つのシリーズで構成されるColorEdgeの新しいエントリーモデル。デジタルフォトやイラスト制作など、個人でクリエイティブワークを楽しむユーザー向けの製品だ。ColorEdgeとしてのカラーマネジメント機能を維持しながら、色域をsRGB相当に、画面サイズと解像度を23型フルHDに抑えることにより、直販価格で6万円を切るシリーズ最安値を実現した。

 直感的な操作でプリントした写真とディスプレイ表示の色合わせが行える新開発のフォトカラーマッチングソフトウェア「ColorNavigator Elements」を付属する(2013年1月からディスクを付属予定。2012年11月22日から無償ダウンロードでも提供)。同ソフトでは、外付けのキャリブレーションセンサーを使用せずに、4ステップの手順で写真プリントに合わせてディスプレイの表示を調整可能だ。

 同ソフトでの調整後は、本体に内蔵された「コレクションセンサー」が自動で白色点と輝度を保持する表示補正を行い、定期的な表示補正まで自動化できるため、調整後の表示維持には手間がかからない(白色点や輝度の目標値に沿ったキャリブレーションには外付けのキャリブレーションセンサーが必要)。

 液晶パネルはIPS方式を採用。独自の輝度ムラ・色度ムラ補正(デジタルユニフォミティ補正)回路を搭載しており、輝度と色度が均一になるように画面全体、全階調で補正を行い、画面の表示均一性を確保している。

 また、工場で1台ごとにRGB各色0〜255の全階調を調整し、理想のガンマ値になるように16ビットLUT(6万5281階調)の中から選び、256階調(8ビット表示時)もしくは1024階調(10ビット表示時)に割り当てるなど、ColorEdgeとしての高画質化技術を備える。

tm_1211_ce_02.jpg スタンドは昇降範囲が広く、縦回転にも対応

 基本スペックは、解像度が1920×1080ドット、輝度が300カンデラ/平方メートル(キャリブレーション推奨輝度が120カンデラ/平方メートル)、コントラスト比が1000:1、視野角が上下/左右で各178度、応答速度(中間階調域)が10.5msだ。

 インタフェースは、DVI-I、DisplayPort、HDMIの3系統の映像入力を装備。USB 2.0のダウンストリーム2ポート(ハブ用)と、アップストリーム2ポート(ディスプレイコントロール用)も搭載する。

 本体サイズは544(幅)×245.5(奥行き)×372.5〜526.5(高さ)ミリ、重量は約7.5キロだ。スタンドは上30度のチルト、左右344度のスイベル、154ミリ範囲の昇降といった画面の位置調整に対応するほか、画面の縦回転機能も持つ。

 ラインアップについては、より高度なカラーマネジメントが行えるソフトウェア「ColorNavigator」および専用センサー「EX2」を付属した「-CNX」モデル、ColorNavigatorのみ付属した「-CN」モデル、ディスプレイ単体でColorNavigatorが別売となる「単品」モデルの3つに分かれる。同社直販のEIZOダイレクト販売価格は、「CS230-CNX」が6万9800円、「CS230-CN」が6万4800円、単品の「CS230」が5万9800円だ。

2560×1440ドット表示の27型モデル「CG276」「CX270」

tm_1211_ce_03.jpg CGシリーズの最上位機となる「ColorEdge CG276」

 ColorEdge CG276は、ハイエンドのCGシリーズにおける新しい最上位機。厳密な色管理と運用が必要なプロフォトやプリプレス、3DCG、映像制作市場向けの27型モデルだ。

 「ColorEdge CG275W」の後継機種で、表示安定性や画面均一性などの性能を向上させつつ、動画編集や映像制作向けの機能を強化した。CG275W同様に画面下のフレームに「キャリブレーションセンサー」を内蔵し、ディスプレイ単体でのキャリブレーションおよび定期的な再調整が自動化できる。

 CG276は映像制作に特化した専用機能を搭載。暗所でも視認できるLEDフロントボタンや、代表的な放送規格で定められた色域・ガンマを再現するカラーモード、画面表示の特定色をRGB立体上で個別調整できる3D-LUT、1080/24pやHDMI接続時のI/P変換、一般的な環境で動画番組が放送される際の表示エリアを枠で表示する「セーフエリアマーカー」機能も持つ。

tm_1211_ce_04.jpg CXシリーズの最上位機となる「ColorEdge CX270」

 ColorEdge CX270は、FlexScan SXシリーズ後継でミドルレンジの「CX」シリーズにおける新しい最上位機。デザインやデジタルフォト、研究開発など、正確な色の表示が求められる市場向けの27型モデルだ。画面均一性や階調表現、広色域などの基本性能はCG276と同様だが、キャリブレーションセンサーは内蔵せず、CS230にも採用したコレクションセンサーを備えている。

 2モデルともディスプレイの電源をオンにしてから表示が安定するまでの時間を従来比で4分の1以下に短縮。電源オンから7分で、輝度だけでなく、色度、階調特性も安定するように設計されている。独自の表示ムラ補正回路(デジタルユニフォミティ補正回路)は、周囲の温度変化、色温度、輝度の変更に対しても安定して画面の表示均一性が保てる新型の回路を内蔵する。16ビットLUTを備え、工場出荷時の個別階調調整も行う。

 基本スペックは2モデルとも共通だ。2560×1440ドット表示のIPSパネル(ノングレア)を搭載し、輝度が320カンデラ/平方メートル(キャリブレーション推奨輝度が120カンデラ/平方メートル)、コントラスト比が1000:1、視野角が上下/左右で各178度、応答速度(中間階調域)が6msだ。色域はAdobe RGBカバー率97%、NTSC比102%の広色域に対応する。

 インタフェースは、DVI-I、DisplayPort、HDMIの3系統の映像入力を装備。USB 2.0のダウンストリーム2ポート(ハブ用)と、アップストリーム2ポート(ディスプレイコントロール用)も搭載する。

 本体サイズは646(幅)×281.5(奥行き)×425〜576.5(高さ)ミリ、重量は約13.6キロだ。スタンドは上25度のチルト、左右344度のスイベル、151.5ミリ範囲の昇降といった画面の位置調整に対応するほか、画面の縦回転機能も持つ。

 ラインアップについては、CG276が1モデル(キャリブレーションセンサー内蔵、ColorNavigator付属)のみの展開。CX270はColorNavigatorおよび専用センサーのEX2を付属した「-CNX」モデル、ColorNavigatorのみ付属した「-CN」モデル、ディスプレイ単体でColorNavigatorが別売となる「単品」モデルを用意する。同社直販EIZOダイレクトの販売価格は、「CG276」が18万9800円、「CX270-CNX」が13万4800円、「CX270」が12万4800円だ(CX270-CNはEIZOダイレクトで単品設定なし)。


 3モデルともオプションとして、5000Kの高演色蛍光管が入った蛍光灯スタンド(1万4800円)や、外光の映り込みを防ぐ遮光フード(1万9800円)を用意している。CG276は標準で遮光フードが付属する。

tm_1211_ce_06.jpgtm_1211_ce_05.jpg 高演色蛍光管が入った蛍光灯スタンド(写真=左)や、遮光フード(写真=右)をオプションで用意している

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