Microsoftが米カリフォルニア州サンフランシスコで4月29日(現地時間)に行った開発者会議「Build 2015」の第1日目基調講演では、実機を使ったデモも数多く行われたが、その中では、Windows 10で導入する「Adaptive UX」に対応したユニバーサルアプリケーションで、ディスプレイサイズと解像度が異なるデバイスにあわせてアプリケーションのユーザーインタフェースを最適化できることや、外付けのディスプレイとキーボード、マウスと接続すると、デスクトップPCと同様の操作性が実現することを訴求している。
さらに、8型ディスプレイを搭載するタブレットを使ったデモでは、Windowsストアアプリケーションの選択画面やディスプレイの左脇からメニューを表示して電源アイコンや設定アイコン、使う機会の多いアプリのアイコンなどを表示して選択できるようにするなど、操作性を改善したことも紹介した。
Microsoftが1月に存在を明らかにしたヘッドマウントディスプレイ「Microsoft HoloLens」の利用場面を紹介するデモも行い、リビングを想定したセットにユーザーが見ている視界にCGで各種情報を表示したりメディアプレイヤーで映画を再生したりする状況や、ジェスチャーで操作して実物大で表示する人体図鑑、自立走行ドローンにCGのロボットを重ね合わせて、コンパニオンロボットとして利用できることなど、生活の中において使う場面をより具体的に示した。
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