Google、「Google Latitude API」公開で位置情報アプリ開発を促進ジオターゲティング広告拡大へ

» 2010年05月20日 15時52分 公開
[ITmedia]

 米Googleは5月19日(現地時間)、年次開発者会議「Google I/O」において、位置情報アプリを開発するためのAPIをGoogle Labsで公開したと発表した。APIの正式名称は「Google Latitude API」(リンク先はGoogleの開発者向けサイト)。APIを公開し、サードパーティーによる位置情報アプリの開発を促すことで、検索連動型広告「AdWords」の位置特定広告配信数増を狙うとみられる。

 Google Latitudeは、モバイル端末のGPSやWi-Fi基地局のデータを利用して位置情報を共有するサービス。ユーザーがこのサービスを有効にしていると、Googleのアカウント情報で現在位置が表示されるほか、自分の移動履歴を保存したり、友人同士が近づくとアラートを表示する機能(β版)を利用することができる。

 位置情報関連アプリの可能性を広げるのが同API公開の目的。同社はこのAPIを使った以下のようなアプリの例を挙げている。

  • ユーザーの現在位置から判断し、帰宅直前に自宅のエアコンをオンにするアプリ
  • ユーザーの移動履歴に基づいて、通勤ルートなどの交通渋滞を通知するアプリ
  • 現在地と離れた場所でクレジットカードが利用されたら警告するアプリ
  • 移動履歴に基づいて、旅先で撮影した写真を地図上に表示できるようにするフォトアルバムアプリ

 また、Google Buzz立ち上げ時にプライバシー設定で批判を浴びたこともあり、Google Latitudeのプライバシーの設定について、サードパーティーがユーザーのデータを利用できるのはユーザーが許可した場合のみであることを強調している。

 また、同API公開のもう1つの目的として、モバイル端末への負担軽減が挙げられる。位置情報を利用するアプリがそれぞれに別の方法でデータを取得しようとする場合、複数のアプリを立ち上げているとバッテリーの消耗につながる。同社は、すべてのアプリがGoogle Latitudeのデータにアクセスすれば、負担は減らせるとしている。

企業向け情報を集約した「ITmedia エンタープライズ」も併せてチェック

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年08月08日 更新
  1. NHK受信料パトカー・消防車から徴収問題、猛反発を受け「検討を進めていく」と会長 (2026年08月07日)
  2. ドコモが念願の増収増益に好転 「ドコモMAX」好調も後押し、今後は“ロイヤルユーザー”を重視 (2026年08月06日)
  3. まだ「つながりにくい」声ある“ドコモ通信品質問題”の現在地 前田社長が明かす「道半ば」の詳細解説 (2026年08月06日)
  4. 楽天モバイルのローミングは「予定通り9月末に終了」 ただし「ルーラル限定で継続」の可能性も (2026年08月07日)
  5. なぜ? カーナビが「NHK受信料」対象になるワケ 課金されるケースと徴収を免れる方法 (2025年04月15日)
  6. 「NHK受信料の値上げは検討していない」――会長が明言 スクランブル化を求める声絶えず (2026年08月07日)
  7. KDDIが値上げしても解約率が低下した理由 au、UQ mobile、povoを循環させ「脱・販促費競争」へ (2026年08月07日)
  8. 元グループ会社が「ドコモの銀行」になった不満を吸収? SBI新生銀行が「SBIの銀行」として最大5.2万円のキャッシュバックキャンペーンを開催 (2026年08月05日)
  9. 東海道・山陽・九州新幹線の「EXサービス」に複数のサービス改訂 「ご利用票」のスマホ表示などを9月から順次開始 (2026年08月06日)
  10. スマホの「エアコン冷却」がダメなワケ 猛暑日にやりがちな“水没”の危険性と正しい冷やし方 (2026年08月06日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー