99枚の名刺でビジネスを回す方法:これなら続けられる!名刺管理術(3/3 ページ)
ビジネスの達人たちはどうやって名刺を管理しているのだろうか。名刺管理特集の第二回は誠ブロガーの荒木亨二さんのやり方を紹介しよう。
名刺を捨てることは、重要なアタマの体操
捨てる名刺は簡単に見つかる。自分にとって必要のない人材を手帳から省くだけである。もちろん捨てると言ってもゴミ箱でなく、それ専用に用意した「名刺箱」にどんどん突っ込んでいく作業の意。何せ99枚しか入らないから、厳選しないといけない。現在手掛けているビジネスだけでなく、数年後のビジネスまで想像しながら、慎重に選ぶ。その後、名刺箱を開けることはまずないからだ……。
大切なのは捨てるときに今一度名刺をしっかり見直すこと。想像力を働かせ、あらゆるビジネスの可能性を探る。ちなみに私の「捨てるルール」は“肩書では判断しないこと”。若くても優秀なビジネスマンは99枚に残す一方、偉いけど仕事がデキない人は捨てる。要は一緒に仕事をしたいか、将来する可能性があるか、ポテンシャルはどうなのか、というシンプルかつ個人的な判断で行う。
ここで必要になってくるのがハヴズ軸とは異なる管理術。名刺をシャッフルし、コーディネートし直す感じで、この人物はAカテゴリーに入れたら面白いだの、この人はライターの下に入れておこうだの、自分の思惑を頼りに入れ直す。
その結果どうなるかと言うと、同じ会社で同じ仕事をしている複数の人から名刺をもらった場合、通常は一群としてファイリングされるのだが、私の手帳ではバラバラに配置されることとなり、一方がITで一方がコンサル枠に入ってしまうこともあるのだが、こちらの方が名刺は将来的には活きるのだ。
まれに、本当にゴミ箱に捨てることもある。会社が変わったからでなく、自分の人生において一切関わりたくないと思った場合のみ。絶対に信用できない人、思想に嫌悪感を抱かざるを得ない人など。こう思わせる人は数えるほどしかいないが、こういう場合は、名刺交換をしていくらかの話をして「では、またいつか……」と分かれた直後には、ゴミ箱直行にしている。
私はバイオリズムを非常に大切にしており、ビジネスの良い波と悪い波がはっきりと分かる。良い波が来ているときに"良くない名刺"をもらうと、せっかく上昇トレンドにある自分のバイオリズムが崩れてしまいそうで怖く、縁起悪いモノとして、一刻も早く手元から離すようにしている。
ハヴズ流管理をベースにしながら、自分のビジネス感覚でふりわけ99枚に絞った結果、上記のような名刺手帳となる。決して持ち歩くことなく、常に仕事机の傍らに鎮座しており、時間があるときにパラパラと眺めるといった使い方をしている。
お気に入りの手帳を捨てたくない……といった理由からコンパクトな手帳となったが、これがベストバランスであるとも考えている。名刺99枚もあれば、十分にいろんなビジネスが可能であることは分かっている。1000枚もいらない。
私の名刺管理術は、どこかマインドマップに近い心理作業である……。(荒木News Consulting、荒木亨二)
※この記事は、誠ブログの「「半農半X」 ビジネスコンサルタントと、農業と・・・【ワタクシの仕事術5】 99枚の名刺でビジネスを回す方法」より転載しています。
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