割賦販売は慎重に検討──KDDIの小野寺社長Mobile Weekly Top10

» 2007年06月18日 16時11分 公開
[後藤祥子,ITmedia]

 今回のアクセスランキングのトップを飾ったのは、ウィルコムの「Advanced/W-ZERO3[es]」関連のトピック。喜久川政樹社長が開発を予告してから、ティーザー告知で情報を少しずつ披露。期待感が高まったところでその全貌が明かされた。

 ビックカメラ有楽町店本館は6月29日から7月1日まで、Advanced/W-ZERO3[es]の体感コーナーを開設する予定。誰よりも早く体験したい人は要チェックだ。

 このAdvanced/W-ZERO3[es]や東芝製の「WX320T」を投入するウィルコムが、7月から割賦販売方式を含む新サービス「W-VALUE SELECT」を提供すると発表。割賦による端末販売を導入するのは、ソフトバンクモバイルに次いで2社目となる。

 KDDIも新しい料金体系を検討中で、小野寺正社長は「さまざまな料金体系を考える中で、割賦販売も検討に入っている」と定例会見で述べたが、その導入には慎重だ。

 例として挙げたのが、割賦販売時の端末価格の設定だ。「今の販売奨励金制度の中で考えると、端末の発売直後は価格は高めに設定され、需要末期になるとそれが安くなる。割賦の場合、どこの料金で割賦を設定するのかが大きな問題になる。我々が一時金を払って、その中からまた割賦の料金を別に定めるのか──という問題もあり、割賦は簡単ではない。ユーザーから見たときに割賦が分かりやすくてメリットがあるのか。この点を慎重に見極める必要がある」(小野寺氏)

 新たな料金体系については、モバイルビジネス研究会が望んでいる方向とKDDIが考える方向の整合が取れるかどうかも検討する必要があるといい、「今の時点では、どんな体系のものをいつ導入するかは決めていない」としている。

端末メーカーの競争は、PCと似た形に

Photo KDDIが開発中の共通プラットフォーム「KCP+」

 小野寺社長は定例会見で、携帯電話の今後の差別化ポイントにも言及。共通プラットフォームとして開発中の「KCP+」の導入で中身の共通化がさらに進み、「今のPC業界と近くなる」と述べた。

 「今のPC業界は、基本的には機能そのものはあまり変わらず、小型・軽量化、デザインといったところが競争の要素になっていると思う。携帯電話の世界もPCの世界に近づいていると考えると分かりやすいかと思う」(小野寺氏)


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