有機ELと197万画素AF搭載、初代と比べて“写り”はどうよ──「INFOBAR 2」荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(4/4 ページ)

» 2007年12月19日 18時16分 公開
[荻窪圭,ITmedia]
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 ついでに動画作例も1つ。

Get Macromedia FLASH PLAYER 動画サンプル。生データ(3GP2ファイル)のダウンロードはこちらから

(このムービーをご利用いただくにはFLASHプラグイン(バージョン8以上)が必要です。ムービーはこちらからでも参照できます)

 動画は標準・高品質・長時間の3種類のモードがある。静止画と比べるとモードによって何が違うのかが少し分かりにくい。標準と高品質はメールでも送信できるモードで、高品質モードも撮影サイズはQVGA。長時間モードはVGAサイズも選べるようになり、録画先は自動的にmicroSDカードに変更される仕様だ。

 というわけで、最高画質できちんと撮りたいときは“長時間”モードにするとよいだろう。動画データは、15fpsの3GP2形式で記録される。PCではQuickTimeなどで再生・編集が可能だ。

さっと取り出してカジュアルにさくっと撮れる──機能がシンプルなのは大変よいこと

photo  

 INFOBAR 2はデザインも好みで、なかなか魅力的な端末だった。

 カメラ機能についての不満は、できればもっとすばやく起動、あるいはそれができる工夫を設けてほしい。待受のジャンプメニューに登録すれば、(上キーの長押しで)メニューからたどるよりいくらか楽に起動できるが、これよりもう少しスマートに起動できる方法があればと思う。もう1つは発色。決して悪くはないが、どうせならもっとがんばってほしかった。室内などやや暗めの場所での画質も、もう1歩なのだ。

 対して、フォトモードが「壁紙モード」と「デジカメモード」に分かれているのがよい。そのとき何を撮りたいのかによって切り替えられるし、画像サイズの選択もシンプルになって分かりやすいから。ちなみにこの2つとムービーモードは、カメラモード時にボタン1つ(左上の[アドレス帳]キー)で順番に切り替えられる。

 撮影も、約10センチのマクロ距離から無限遠まで自動的に対処してくれるシームレスマクロ仕様のため、近距離だからとわざわざマクロモードへ切り替える必要がない。というか、ケータイはすべてそうなるべきだと思う。マクロモードにし忘れたためにピンボケしてしまったケータイ写真をよくみかけるから……。

 まぁ、INFOBAR 2はカメラ機能重視のハイエンド機ではない。凝った撮影より、さっと取り出してカジュアルに撮るのが似合う携帯。そのため、カメラ機能がシンプルなのは大変よいことだ。

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