auの販売ランキングは12月に入り、新機種も次第に人気を上げてきた傾向がみられる。今回の首位は前回と変わらず、カシオ計算機製の「EXILIMケータイ W53CA」が連続で獲得。連続首位記録を「2」に伸ばした。
そして2位に、2007年秋冬モデルの日立製作所製「Woooケータイ W53H」(前回4位)、6位に東芝製「W55T」(前回ランク圏外)がランクイン。2007年秋冬モデル2機種がかなり大きく順位を上げてきた。
前回の2007年夏モデルまで、新機種の登場とともに売れ筋が一変したau端末は、11月12日に開始した新たな販売制度「au買い方セレクト」の影響か、あるいは今回は端末数が少ないためか、新機種の動きがどうも鈍い傾向があった。12月も半ばになり、ようやく新機種のエンジンも暖まってきたというところなのだろうか。12月第1週はドコモ端末で9割を占めた(auは1機種)携帯キャリア総合ランキングも、今回はau端末が4機種食い込むほど盛り返している。
一方、今回順位を大きく下げた機種に「INFOBAR 2」の名が目立つ。初登場で首位を獲得したものの、翌第2週は5位に転落。そして登場3週目の今回はランク圏内ぎりぎりの10位まで落ち込んだ。本端末は、人気は高いものの調達数が少なめという話があり、それが実販売数で集計する本ランキングにも影響していると予想される。
ソフトバンクモバイルの販売ランキングは、今回やや穏やかなものとなった。
1位から6位の顔ぶれは前回と同じ。首位は新機種の“AQUOSケータイ第4弾”「920SH」が獲得し、連続首位記録を「4」に伸ばした。
続いて、2位に“AQUOSケータイ第2弾”の「911SH」(2006年11月発売)、3位にスリム&シンプル端末「705Px」、4位にプレミアムデザインのワンセグ「THE PREMIUM 821SH」、5位に“PANTONEケータイ”「821SH」がランクインした。
今回順位を上げた端末は、“フルミラー”仕様の「MIRROR 821P」と“キャラケー”「fanfun. 815T」、プレミアムワンセグ「THE PREMIUM 820SH」の3機種。それぞれ9位から7位、10位から9位、ランク圏外から10位に順位を上げ、au端末と同じように2007年秋冬モデル新機種もじわじわ人気を上げている。対して、前回は初登場7位で健闘した“シャア専用”「913SH G TYPE-CHAR」は残念ながらランク圏外に落ちた。
ソフトバンクモバイルの新機種は、12月15日に東芝製のハイエンドモデル「920T」とAQUOSケータイの廉価モデル「822SH」が登場したが、今回は集計期間が短かったためにランクインは果たせなかった。これらは次回に期待することにしよう。
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