外出先では、「さて、あれはどこにあるのか」「おなかすいたね。なにか食べたいね」となる。このような時はWeb検索か適当な観光スポット紹介サイトでかなりの情報を得られる。「食べログ」(無料)などのiPhoneアプリを利用するのもいいだろう。食べログは現在位置情報を利用して周辺レストランを検索できる、なかなか便利なアプリだ。ただ、それでも適当な店が見つからないこともある。
そこでもう少し違う探し方はないかと試したのが、Twitterアプリの「Twinkle」(無料)。Twitterはユーザーが適当なつぶやきを投稿しあえるコミュニケーションツールだが、TwinkleはiPhone 3GのGPSを利用して2キロ/5キロなど、限定した範囲内にいるユーザーを対象に「つぶやき」できる。
もちろんそれぞれのユーザーがそれぞれ勝手なことをつぶやいていることが多いが、例えば観光地であれば、その人もその場所へ観光に来ている可能性が高いし、詳しい現地の人であることもある。「**近辺で、おいしいおそば屋さん知りませんか?」なんてつぶやいてみると、もしかしていい情報がもらえるかもしれない。
目的地までルートを表示して導くカーナビとしての基本機能は、現在クルマに設置する、やや年代ものの「AVIC-H07」(パイオニア製 2001年発売)の方が快適であり、もちろん「取って代われるか」と本気で意気込んで試したわけでもない。
ただ、今後のサードパーティのiPhoneアプリ次第で、もしかしてとも思える可能性は示していた。例えば、GPSの受信感度を上げる外付けデバイスなどを設置でき、加速度センサーなども応用すると、市販のポータブルナビ機器なみのことはできるようになるのではないだろうか。また、声優さんの声でナビゲートしてくれる「MAPLUS2」(とくにラティバージョン)のように遊び心あふれるものが登場するとなると、おそらく少々高価でも買ってしまいそうだ。
クルマで使う「iPhone 3G」:第1回 まずは通話環境、やはりBluetoothが便利
クルマで使う「iPhone 3G」:第2回 バッテリーの“持ち”は少し心配──そのため充電環境の確保も重要
クルマで使う「iPhone 3G」:第3回 AUX、外部スピーカー、FM飛ばし、Dockコネクタ経由──クルマで聴くiPhoneの音楽再生環境
クルマで使う「iPhone 3G」:第4回 AVケーブルでiPhone 3Gを動画&YouTubeプレーヤーに
むりやりクルマで使うと──「P903iTV」
iPhone 3G用ディスプレイ保護フィルムをいろいろ試してみた
「iPhone 3G」がもたらす“ケータイの未来”
写真で解説する「iPhone 3G」(外観編)
iTunesを確認し、App Storeでアプリを買う
「パケット定額フル」料金改定──iPhone 3GやXシリーズのパケット代、2段階定額制に
「GPS」――iPhone 3Gに見る新たな活用法Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.