「G'zOne CA002」のスペックは前モデル「G'zOne W62CA」とほとんど変わらない。一方、外観はW62CAがゼロハリバートンなどの金属製アタッシュケースを連想させるようなデザインモチーフだったのに対し、CA002はクルマのボンネットフードをイメージさせるデザインになっている。
ただし、W62CAに採用した電子ペーパーによるサブディスプレイやFeliCaポート、着信表示ランプなどのレイアウトは全くといっていいほど変わっていない。本体を開いた正面は、ダイヤルキーやディスプレイ付近のレシーバー周囲に、ガンメタリックのラインをあしらったのが唯一の変更点といえる。

以下、左が「G'zOne W62CA」、右が「G'zOne CA002」。金属性アタッシュケース風のデザインのW62CAに対して、CA002は先端部にクルマのエンジンフードをイメージさせる緩やかな曲面を持つ。また、カーボン繊維調のプリントをサブディスプレイ周辺にあしらった(写真=左)。裏面のデザインも全く同じ。歴代のG'zOneシリーズが受け継いできた「サークルディスプレイプロテクション」について、W62CAはカメラ周囲のリング色を変えることで継承しているが、CA002のリングはボディと同色になっている(写真=右)ソフトウェア面でも、W62CAとCA002の間に大きな違いはない。CA002で追加されたのは、「G'zGEAR」の「カスタマイズドコンパス」と「トリップメモリー」。G'zGEARは、ユーザーに“地球環境をケータイから感じてもらうこと”を狙ったセンサーアプリ。GPS、コンパス、温度計といったセンサーの情報を利用して、方位、高度・位置、温度、潮位、月齢、日の出・日の入時刻といった情報が得られる。
CA002で追加された「カスタマイズドコンパス」は、旅行などで出かけた場所を登録できるのが大きな特徴。現在地から登録地点までのおおよその距離がレーダーチャート上に表示され、地名やアイコンなども確認できる。


登録した地点をコンパスのレーダーチャート上に表示できる「カスタマイズドコンパス」。地名を入力できるほか、アイコンやその色もカスタマイズできる。アイコンを選択すると、現在地からそこまでの距離が表示される2つ目の機能は「トリップメモリー」。実際に行ったことのある地点を地図上に表示できるというもので、その位置だけでなく、日時や温度、コメントも同時に記録できる。任意の地点を選択すると、拡大した地図上にアイコンが現れる。


「トリップメモリー」では、実際に訪れた場所が日本地図上に表示される。カーソルキーで任意の地点を選択すると地図が拡大し、周辺の地名とともに登録地点が表示される。さらに登録地点を選択すると、登録したときの日時や気温、コメントなども見られる。まさに“旅の記憶”になるわけだ上記以外の変更点は、待受画面にカロリーカウンターの値を常時表示するようになったことと、ケータイアレンジがW62CAの「Eco & Ego G」から「Allez Bonite!」に変わったことだ。この点については改めて紹介したい。
センサーアプリがさらに充実――タフネスケータイの最新モデル「G'zOne CA002」
写真で解説する「G'zOne CA002」
au夏の第1弾「Sportio water beat」「K002」「G'zOne CA002」――量販店価格はシンプル月々1440円から
タフネスケータイ「G'zOne」がスリム&スタイリッシュに進化──「G'zOne W62CA」
写真で解説する“タフネスケータイ”「G'zOne W62CA」
写真で解説する“タフネスケータイ”「G'zOne W62CA」(ソフトウェア編)Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.