らくらくホンのスタンダードモデルに位置づけられる富士通製の「らくらくホン6」は、シリーズ初となる防水・防塵性能に対応するのが大きな特徴。従来モデルと同じく「しんせつ」「かんたん」「見やすい」「あんしん」機能にもこだわり、らくらくホンならではの使い勝手も進化している。
らくらくホン6のデザインは“見た目が変わらない安心感”を与えるため、従来のらくらくホンから大きくは変わっていない。サイズは約50(幅)×109(高さ)×17.7(厚さ)ミリで、防水・防塵対応ながら、約50(幅)×108(高さ)×17.3mm(厚さ※最厚部約18.2)ミリの「らくらくホンV」とほぼ同じサイズを実現している。ディスプレイはワイドQVGA(240×400ピクセル)表示対応の約2.8インチ液晶を採用し、約1.4インチの大型サブ液晶も搭載した。
防水性能はIPX5/IPX7等級、防塵性能はIP5X等級に対応している。防水が有効になるのは基本的に“常温の水道水”だが、らくらくホン6は独自の防水実験を実施しており、海水や清涼飲料水が端末にかかっても、すぐに水で洗い流せば問題ない。ただしブラシやスポンジ、石けん、洗剤などは使用できない。
IP5X等級の防塵性能は、粒径25マイクロメートル以下の塵埃が入った装置に端末を8時間入れて取り出したときに、電話機の機能を有することを意味する。泥水が端末にかかっても、すぐに水で洗えばよい。ただし「マイクの穴に泥が入ると、音声が聞こえにくくなる場合がある」(説明員)ので注意したい。ちなみに、防水性能はIPX8、防塵性能はIP6X等級が最高となる(2009年7月29日現在)。
周囲が騒がしい場所でも、騒音を遮断して相手の声を聞き取りやすくする「スーパーはっきりボイス」は「スーパーはっきりボイス3」に進化。人混みでも騒音をケータイが感知し、高音域が聞きやすくなった。このほか、自分の声を相手にはっきり伝える「スーパーダブルマイク」や、相手の声がゆっくり聞こえる「ゆっくりボイス」も搭載している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.