シャープ製のドコモ向け端末「SH-06A」とソフトバンクモバイル向け端末「933SH」は、シャープのケータイカメラブランド“AQUOS SHOT”を冠するモデル。タッチパネルに加え、1000万画素CCDカメラや高輝度LEDフラッシュ、ISO12800相当の高感度撮影、チェイスフォーカス、コンティニュアスAFなど先進的なカメラ機能を備えている。
いずれもハイエンドなカメラ性能を有するモデルだけに、キャリアが異なるとはいえ、「この2機種の違いが分かりにくい」「どちらを購入すべきか迷っている」という人は多いだろう。そこで、これら2機種を「外観」「基本性能」「カメラ」「タッチパネル」などの面から比較し、何が違うのかを検証していきたい。
基本スペックについて、メインディスプレイとサブディスプレイ、カメラは2機種ともほぼ同じだが、サイズと重さが異なる。933SHは最厚部が明記されていないが、厚さの増したカメラ部分はSH-06Aとほぼ同等。一方、幅はSH-06Aの方が1ミリ細いが、重さは933SHの方が約8グラム軽い。
SH-06A | 933SH | |
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サイズ(幅×高さ×厚さ) | 約50×111×16(最厚部19.9)ミリ | 約51×110.6×16.7ミリ |
重さ | 約135グラム | 約127グラム |
連続通話時間 | W-CDMA:約190分、GSM:約160分 | W-CDMA:約230分、GSM:220分 |
連続待受時間 | W-CDMA:約460時間、GSM:約220時間 | W-CDMA:約310時間、GSM:280時間 |
カメラ | AF付き有効1000万画素CCD | AF付き有効1000万画素CCD |
メインディスプレイ | 約3.3インチ フルワイドVGA(480×854ピクセル) 1677万色NewモバイルASV液晶 | 約3.3インチ フルワイドVGA(480×854ピクセル) 1677万色NewモバイルASV液晶 |
サブディスプレイ | 0.8インチ(39×96ピクセル) 有機EL 1色 | 約0.8インチ(16×96ピクセル)有機EL 1色 |
SH-06Aと933SHはいずれも回転2軸ボディを採用しており、デザインも似ている。ただし細かいパーツの位置は異なる。使用感に大きく関わる違いの1つは、SH-06Aがイヤフォン端子を搭載していない点。SH-06Aにイヤフォンを挿し込むには、外部接続用イヤフォン変換アダプタを利用する必要があるので、「SH-06Aを外出先でミュージックプレーヤーとして使いたい」という人は注意したい。
また、サイドキーの数や使い勝手も異なる。サイドキーでシャッター操作やフォトライトの点灯ができるのは両機種とも同じだが、933SHはさらに、誤操作防止や(インカメラを使った)ハンドミラーの起動、電子マネーの残高確認も閉じたままできる。
一方、SH-06Aならではのメリットとして、なぞるだけで上下左右にカーソル移動やスクロールができる「光TOUCH CRUISER」を、決定キーに搭載していることが挙げられる。さらに、SH-06Aは地図アプリをワンタッチで呼び出せるMAPキーも搭載している。
着信ランプはSH-06Aと933SHどちらも背面に搭載しており、サブディスプレイのやや下にある。
SH-06Aが着信して不在通知ランプが点灯する様子
(ムービーはこちらからでも参照できます) |
933SHが着信して不在通知ランプが点灯する様子
(ムービーはこちらからでも参照できます) |
内蔵スピーカーは、SH-06Aがディスプレイの両側面に搭載しており、ステレオスピーカーとなっている。一方、933SHのスピーカーは裏面のカメラ付近にあり、モノラルスピーカーとなる。イヤフォンの使い勝手は、変換アダプタを使わない933SHの方が良いが、スピーカーの性能はSH-06Aに軍配が上がる。
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