「F-09A」の指紋認証センサーは、本体裏面のカメラとスピーカーの間に用意されている。センサー本体がむき出しにならないように、「F-01A」と同じくカバーが施されている。

認証に利用する指紋を登録する画面。指紋パターンは最大で10件登録でき、両手の指すべてを登録できる計算だ。不測のけがなどに備えて、複数の指を登録しておいた方がいいだろう。暗証番号が必要な場面で指紋認証のみを受け付ける設定もできるが、この設定が有効な状態で指紋認証ができなくなった場合、ドコモショップに持ち込んで設定リセットをする必要があるので注意したい指紋認証センサーをポインティングデバイスとして利用する「フィンガーポインター」機能は、F-09Aでも利用できる。ただし、筆者が利用した限りでは、フィンガーポインターを有効にしておくと、バッテリーの減りが若干早くなる傾向にあったので、バッテリーの持ちが気になる場合は無効にしておくといいだろう。

フィンガーポイントは、「すべての機能で有効」「ブラウザとiアプリ時のみ有効」「無効」の3種類から選べる。フィンガーポンターを押しっぱなしにするとスクロールが可能。待受画面にこのメニューのショートカットを置いておくと、バッテリーを持たせたいときにすぐに有効、無効を切り替えられるて便利だ富士通製端末が従来から搭載してきた「プライバシーモード」は、F-09Aでも充実している。アドレス帳やメールフォルダを暗証番号入力、指紋認証後に表示する設定では不安な場合、特定のアドレス帳やグループ、メールフォルダを非表示にできる。また、非表示に設定した番号あてに着信にアドレスあてにメールが届いた場合、着信と受信が本人以外分からないように設定することも可能だ。
アドレス帳やメールフォルダだけでなく、データBOXに保存されるデータについても、「認証後に表示」または「非表示(一部データのみ)」に設定できる。



非表示にしたアドレス帳やグループ、メールフォルダに関しては、着信や受信が分からないようにも設定できる。非表示設定にした場合、バッテリーアイコンの変化で着信が分かるので、本人以外は(基本的に)分からない
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