「ATOK for Android」「ATOK for iPhone」開発中

» 2009年12月08日 16時26分 公開
[園部修,ITmedia]

 ジャストシステムが12月8日、一太郎2010とATOK 2010の発表会で、日本語入力システム「ATOK」のロードマップを公開。そこには「ATOK for iPhone」や「ATOK for Android」の文字が記載されており、それぞれのプラットフォームで利用できるATOKを開発中であることを明らかにした。

 iPhoneの日本語入力システムは、OSに最初からセットされているものしかなく、その変換精度は決して高いとは言えない。どのような形で提供されるのかはまだ明らかではないものの、iPhoneでATOKが利用できるようになるなら、多くの日本のユーザーは代金を払ってでも購入すると思われる。Androidにはオムロンソフトウェアの「Wnn」や、オープンソースのIME「OpenWnn」があるが、やはり使い慣れたATOKを選ぶユーザーは多いだろう。

 このほかにもジャストシステムは、「ATOK for Google Chrome」や「ATOK for Enterprise」、さらには「Cloud ATOK」「RIA ATOK」「Web ATOK」など、さまざまなプラットフォーム向けに多様な形態で対応していくと説明。日本語入力システムとして、また入力・校正ソリューションとしての進化を続けていく姿勢を示した。

 ちなみに携帯電話では、すでに多くの機種がATOKを採用している。この冬の新モデルでは、富士通の「F-01B」「F-02B」「F-03B」やカシオ計算機の「EXILIMケータイ CA003」「EXILIMケータイ CA004」、東芝の「T003」、京セラの「SA001」などが該当する。Windows Mobile向けにも、「ATOK for Windows Mobile」がリリースされている。

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