カメラは1210万画素CCDを搭載し、静止画の撮影機能は940SHを継承している(関連記事)。今回は動画撮影機能を強化し、1280×720ピクセルのHD(High Definition)サイズの撮影が可能になった。動画のフレームレートは30fps。カメラ付近には2つのマイクを搭載し、ステレオ録音が可能。「ステレオ出力ができるテレビでも臨場感のある音で再生してもらう」(説明員)ことを狙った。なお、ドコモの「SH-07B」が可能な、フルハイビジョン(1920×1080ピクセル)の動画撮影には対応していない。
このほか、正面から撮影した2つのスイングの動画を並べて再生できる「ゴルフスイング再生」機能も新たに搭載。自分と友人のスイング、自分の2回分のスイングを見比べるときに役立つ。
高精細な動画を撮影できるとはいえ、ケータイで再生するのならHD動画とフルワイドVGA動画は大差ない。ハイビジョン動画の再生は、ケータイよりも画面サイズと解像度の高いPCやテレビで再生することで、その魅力を体感できる。945SHはMicro HDMI端子を備えており、別売のHDMIケーブルを使ってテレビと接続すると動画を出力できる。
さらに、AQUOSファミリンクに対応したシャープのテレビと接続すると、945SHの画面をテレビに出力し、リモコンを使った操作も可能になる。例えば、Yahoo!ケータイやPCサイトブラウザの画面をテレビに出力し、大画面でブラウジングをするといった具合だ。出力される画面の解像度は、ハイビジョンサイズの1280×720ピクセルとするか、フルハイビジョンサイズの1920×1080ピクセルにするかをユーザが選択できる。
HDMI接続で945SHの画面を出力するには、右下ソフトキーを長押しするか、「ツール」→「外部接続」→「HDMI接続」から接続をオンにする必要がある。なお、接続と同時に自動でテレビに出力する機能は用意されていない。
945SHではHD動画をスムーズに撮影できるよう、従来モデルよりも高速のマルチメディアエンジンを搭載している。これにより、動画撮影だけでなく通常の操作レスポンスも大きく向上しており、「特に文字入力でその威力が発揮される」(説明員)という。試しに文字を入力したところ、入力と同時に変換候補が素早く表示された。
945SHでは卓上ホルダが同梱されているのも特長の1つ。「コネクタカバーを開けて充電すると、カバーが緩くなる恐れがあり、(水回りで利用した際に)浸水の可能性が高まるため、卓上ホルダを同梱した」(説明員)。卓上ホルダに945SHをセットするか、充電を開始すると、画像のスライドショー再生が始まる「チャージングシアター」も用意した。



壁紙に使えるFlashコンテンツ「ケータイ係長」をプリセット(写真=左端、左中)。時刻や季節に合わせて、ケータイ係長の1日が画面に流れる。説明員によると、945SHのケータイ係長は、940SHや941SHとは少し内容を変えているという。日本語入力システムは「ケータイShoin10」にバージョンアップし、予測変換候補にマイ絵文字が表示されるようになった。試しに「お」と打ったら、白戸家のお父さんのマイ絵文字が候補に現れた(写真=右中、右端)
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