アップル、iPad用「iMovie」「GarageBand」を公開

» 2011年03月03日 05時30分 公開
[ITmedia]

 米Appleは3月2日(現地時間)、「iPad 2」の発表とともにiPad向け映像編集アプリケーション「iMovie for iPad」と音楽制作アプリケーション「GarageBand for iPad」を3月11日(米国時間)に公開すると発表した。価格はそれぞれ4.99USドル。

「iMovie for iPad」の編集画面。iOS用のiMovieは、iPad 2のほか、iPhone 4、iPod touch(第4世代)で利用できる

 iMovie for iPadは、iPad上でiPad 2、iPhone、iPod touchなどで撮影したハイビジョン映像をタッチ操作で編集・公開できる映像編集アプリケーション。動画データや写真を追加、カット編集やエフェクト挿入といった映像編集をタップ・ドラッグ操作で行える。映像をより魅力的に仕上げるテーマを用意し、ネオン(マイアミ・バイス風)・シンプル・CNN iReport(ニュース番組風)の新テーマも加わった。

 映像編集機能のほか、マルチトラックのオーディオ録音やサウンドエフェクトの作成、AirPlay機能を用いたApple TVへのストリーミング配信、YouTube・FacebookなどへのWebアップロード、iTunesを経由してiOS搭載デバイス間でプロジェクトを共有できる機能なども備える。Universal appとして、既存iPhone版の購入者はiPad版も別途アプリケーションの購入なしに利用できる。

「GarageBand for iPad」はさまざまな楽器をマルチタッチで扱える。画面はギター

 GarageBand for iPadは、iPadを楽器およびレコーディングスタジオにあるような機器にしてしまう音楽アプリケーション。「いきなり、まるで、プロ。楽器に触れたことのない人もプロミュージシャンのように演奏できる」とうたう。

 グランドピアノ、オルガン、ギター、キーボード、シンセサイザー、ベース、ドラムスなど多彩な楽器を用意し、タップの強弱に応じた音色や音量で演奏できる。全8トラックの録音とミキシング、250以上のループが行えるアレンジ機能、実物のギターとともに使うギターアンプ機能、ペダルエフェクター機能なども備える。

 作成した楽曲はiPadから電子メールで送信したり、AACファイルとして書き出して、iTunesライブラリへの登録が可能。プロジェクトファイルはMac版GarageBandと互換性があり、MacのGarageBandで引き継いで編集することもできる。

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