「NOTTV」100万契約の課題/国産Android 4.0スマホの中身/iモード・spモード純減の理由石野純也のMobile Eye(2月6日〜2月17日)(2/2 ページ)

» 2012年02月17日 18時09分 公開
[石野純也,ITmedia]
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純増数発表で分かったiモード/spモードの純減、ホントの原因は?

 7日には電気通信事業者協会(TCA)が、1月の携帯電話純増数を発表した。既報のとおり純増数1位はソフトバンクモバイルで、22万6600となる。2位のKDDIは18万1100の純増で、MNPのポートインは全キャリアで最多となる5万3300だった。その他のキャリアについては、以下の数値を参照してほしい。

2012年1月の携帯電話純増数
グループ名 2012年1月純増数 累計
NTTドコモ 8万5800
 2in1:−1万1200
5971万200
 2in1:30万8000
KDDI 18万1100 3447万9000
ソフトバンクモバイル 22万6600
 DN:−900
2806万1900
 DN:2万5600
イー・アクセス 非公開 非公開
携帯総計 49万3500 1億2225万1100

 この発表では、ドコモのISPサービスであるiモードやspモードが純減していたことも話題を呼んだ。原因を端末のラインアップや1月に発生した通信障害に結びつける声も聞こえてきたが、実は純減の仕組みはもっとシンプルだ。大きな理由は、spモードの契約形態の変化にある。2011年11月18日にドコモは「dメニュー」を開始し、同時にiモードからマイメニューの引き継ぎが可能になった。このタイミングで、spモードの契約が2種類に分かれている。ドコモ広報部によると、「spモードには、iモードを同時に契約できるタイプと、spモード単独でしか契約できないタイプが存在する。マイメニューの引き継ぎなどができるのは後者のspモード」とのことだ。一部ドコモのサービスも、新spモードでしか利用できない。

 もちろん、前者の旧spモードもそのまま残っており、「店頭でもお客様の意向に合わせた案内をしている」(広報部)が、実際にはiモードの契約を残すユーザーは、秋冬モデル登場以降、徐々に減っているようだ。ドコモも「スマートフォンのご利用が浸透した結果、iモードを外す方が増えている」(広報部)と認める。「ISPセット割」が適用され、spモードを単独で契約する場合と料金が変わらなかったため、“保険”として2つをセットで利用するユーザーが多かったが、その必要がなくなってきたというわけだ。特に秋冬モデルのラインアップが充実してきた1月に、こうした傾向が顕著に表れ、純減につながってしまったと考えられる。逆に、1回線につき2契約のISPがカウントされていた今までの純増数が、実態を正確に反映していなかった数値ともいえそうだ。

 いわゆる携帯電話やスマートフォンの範ちゅうに収まらない商品も増えており、純増数がキャリアの勢いを正確に示す数値ではなくなりつつあることは多方面で指摘されている。以前は比較的実情に近いと考えられていたISPの契約数についても同様で、何を示すデータなのかが分かりにくくなっている。業界を挙げて、キャリアの勢いを表す、新たな指標を作るべき時期が来ているのかもしれない。

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