KDDIが7カ月連続でMNP首位 iモード/spモードの“純減”が示すドコモのスマホシフト――2012年4月契約数

» 2012年05月09日 16時26分 公開
[平賀洋一,ITmedia]
グループ名 2012年4月純増数 累計
NTTドコモ 12万8300 6025万7800
KDDI 24万400 3534万9500
ソフトバンクモバイル 27万2700 2922万1700
イー・アクセス 非公開 非公開
携帯総計 64万1400 1億2482万9000

 電気通信事業者協会(TCA)は5月9日、4月末時点での携帯電話・PHS契約数を発表した。NTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクモバイルの3社を合計した累計契約数は1億2482万9000件で、3月末時点の契約者数から64万1400件増加した。イー・アクセスは2011年12月分からTCAへの契約者数提供を取りやめている。

※初出時に「10ヶ月連続でMNP首位」と記載していましたが、正しくは「7カ月連続」の誤りでした。お詫びして訂正します。(5/10 10:00)

 純増第1位は、27万2700件を獲得したソフトバンクモバイル。3月の60万契約にはおよばないが、同社の4月度実績としては最高の記録だという。2012年に入ってからは4カ月連続で純増首位を堅持しており、また2011年7月から10カ月連続で20万契約以上の月間純増を続けている。累計契約数も2922万件を超え、上半期中に3000万契約を突破するのは間違いなさそうだ。

 純増2位は24万400件のKDDI、そして3位に12万8300件のNTTドコモと続いた。ドコモはLTEサービスの「Xi」が月間31万3400件を獲得するも、従来サービスのFOMAが18万件以上純減。iモードの契約数も72万7600件のマイナスとなり、スマートフォン向けのspモードと合わせてもIP接続サービスが2万300件の純減となった。ドコモは1月にも、iモードとspモードの合計がマイナスに転じている。これは、1人でiモード(フィーチャーフォン)とspモード(スマートフォン)の両方に加入しているユーザーが契約をspモードのみに切り替えているためで、スマートフォンシフトの激しさが見て取れる。

Photo 純増数の推移。イー・アクセスは2011年12月分から情報の提供を取りやめている
Photo 純増シェアの推移。2011年12月分以降は、イー・アクセスを除く3社のみのシェア

MNP利用状況 差し引き
NTTドコモ −10万3700
KDDI 6万4900
ソフトバンクモバイル 3万9900
イー・モバイル -1100(推定)

 番号ポータビリティ(MNP)の利用実績では、KDDIが6万4900件の転入超過で7カ月連続の首位。ソフトバンクも3万9900件の転入超過、ドコモは10万3700件の転出超過だった。2012年に入ってからは、純増がソフトバンク、MNPはKDDIという2強体制が続いている。なお、ドコモの転出数からKDDIとソフトバンクへのMNP転入数を差し引くと1100件の余剰がでるため、イー・アクセスから1100件の転出があったと予想される。ただ、イー・アクセスはMNPの利用数も公表していないため、あくまで推定値だ。またイー・アクセスは累計契約数が3月末時点で400万件を突破したことを明らかにしている。

Photo MNP利用状況の推移。イー・アクセスは、MNPの実績についても非公開

2012年4月純増 累計
・システム別
NTTドコモ(LTE) 31万3400 253万8400
NTTドコモ(W-CDMA) -18万5100 5771万9400
au(CDMA2000 1x) 25万 3530万8000
au(cdmaOne) −9600 4万1500
ソフトバンクモバイル(W-CDMA) 27万2700 2922万1700
イー・モバイル(W-CDMA) 非公開 非公開
合計 64万1400 1億2482万9000
・プリペイド契約
NTTドコモ 1万4300 26万9800
au −5200 23万6200
ソフトバンクモバイル −4400 86万9100
イー・モバイル 非公開 非公開
合計 4700 137万5100
・通信モジュール
NTTドコモ 3万7400 236万7700
KDDI(auモジュール系サービス用回線数) 3万6500 207万3400
ソフトバンクモバイル 3万200 208万
合計 10万4100 652万1300
・IP接続サービス
iモード/spモード(NTTドコモ) -2万300 5188万7400
EZweb/IS NET(au) 12万1300 2869万8500
Yahoo!ケータイなど(ソフトバンクモバイル) 19万2900 2240万8700
EMnet(イー・アクセス) 非公開 非公開
合計 29万3900 1億299万4600

初出時、NTTドコモの通信モジュール累計契約数が間違っておりました。おわびして訂正いたします

UQは前年同月比200%の純増実績

 ウィルコムの月間純増数は5万1300件で、内訳はPHSが4万1400件、3Gが9900件のそれぞれでプラスだった。同社のPHS+3Gの合計回線数は473万2900件で、同社の過去最高値を更新しつづけている。なお、4月下旬には、PHSと3GモバイルWi-Fiルーターを一体化させた「PORTUS WX02S」が発売されており、こうした端末がラインアップされることで、PHSと3Gの双方で純増効果が期待できる。

 WiMAXサービスを提供するUQコミュニケーションズの月間純増数は19万4900件で、累計契約者数は246万600件となった。UQはWiMAX屋外基地局数が4月25日に2万局を突破するなど、全国でエリア整備がすすんでいる。またルーター専用機のほかauのWiMAX対応スマートフォンなど利用端末もバリエーションが広がっており、純増実績は前年同月比で200%以上の好結果となった。

 また前回からAXGP(サービス名はSoftBank 4G)の契約者数を開示し始めたWireless City Planningは、約4万件の純増。累計契約数は7万件を超えている。

ウィルコム 2012年4月純増 累計
PHS 4万1400 459万7800
WILLCOM CORE 3G 9900 13万5100
5万1300 473万2900

UQコミュニケーションズ 2012年4月純増 累計
UQ WiMAX 19万4900 246万600

Wireless City Planning 2012年4月純増 累計
AXGP 4万300件 7万100件

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