携帯3社で純増130万を記録した春商戦 ウィルコムも過去最高値を更新――2012年3月契約数

» 2012年04月06日 15時33分 公開
[平賀洋一,ITmedia]
グループ名 2012年3月純増数 累計
NTTドコモ 25万2700 6012万9500
KDDI 43万7300 3510万9100
ソフトバンクモバイル 60万3000 2894万9000
イー・アクセス 非公開 非公開
携帯総計 129万3000 1億2418万7600

 電気通信事業者協会(TCA)は4月6日、3月末時点での携帯電話・PHS契約数を発表した。なお、イー・アクセスは2011年12月分からTCAへの契約者数提供を取りやめているため、携帯電話の契約者数はNTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクモバイルの3社を合計している。3社の累計契約数は1億2418万7600件で、2月末の契約者数から129万3000件増加した。

 純増第1位は、60万3000契約を獲得したソフトバンクモバイル。月間60万契約は同社史上最高の記録であり、全キャリアを通しても2007年3月にKDDIが記録した約71万契約に次ぐ歴史的な数字となった(注:ツーカーが約18万件の純減だったため、グループとしての純増は約53万件)。従来から好調のiPhone 4Sに加えて、3月16日に発売された新しいiPadが販売台数を牽引。さらに、「900MHz帯に対応したフィーチャーフォンのPANTONE 4 105SHの動きも活発」(ソフトバンクモバイル広報部)だという。

 純増数についてはKDDIも43万7300件、ドコモも25万2700件と春商戦らしい好調な実績を残している。ドコモについては、3月31日に2G携帯電話のムーバがサービスを終了。ムーバとしては34万4900件の純減になるが、半数以上はXiやFOMAへ移行しており、ムーバのままドコモから解約したのは「最終的に約16万件」(ドコモ広報部)。この解約16万件が無ければ、月間40万件超の純増も可能だったという。

MNP利用状況 差し引き
NTTドコモ −14万5900
KDDI 9万4100
ソフトバンクモバイル 5万3100
イー・モバイル −1300(推定)

 番号ポータビリティ(MNP)の利用実績では、KDDIが9万4100件の転入超過で首位となった。同社のMNP首位は6カ月連続、9万件を超える転入は2007年3月以来のこと。好調の要因はやはりiPhone 4Sの存在で、メールのリアルタイム受信など当初指摘されていたソフトバンク版4Sとの機能差が埋まり、春商戦での販売数が伸びたという。ソフトバンクも5万3100件の転入超過、ドコモは14万5900件と大規模な転出超過となってしまった。なお、KDDIとソフトバンクへのMNP転入数を合算しても、ドコモの転出数にはおよばない。そのためイー・アクセスからも1300件の転出があったと予想される。ただ、イー・アクセスはMNPの利用数も公表していないため、あくまで推定値となる。

Photo 純増数の推移。イー・アクセスは2011年12月分から情報の提供を取りやめている
Photo 純増シェアの推移。2011年12月分以降は、イー・アクセスを除く3社のみのシェア

Photo MNP利用状況の推移。イー・アクセスは、MNPの実績についても非公開

2012年3月純増 累計
・システム別
NTTドコモ(LTE) 44万8100 222万5000
NTTドコモ(W-CDMA) 14万9400 5790万4500
NTTドコモ(PDC) −34万4900 0
au(CDMA2000 1x) 44万6400 3505万8000
au(cdmaOne) −9100 5万1100
ソフトバンクモバイル(W-CDMA) 60万3000 2894万9000
イー・モバイル(W-CDMA) 非公開 非公開
合計 129万3000 1億2418万7600
・プリペイド契約
NTTドコモ 1万1600 25万5500
au −3900 24万1400
ソフトバンクモバイル −1600 87万3500
イー・モバイル 非公開 非公開
合計 6100 137万400
・通信モジュール
NTTドコモ −3万4900 233万300
KDDI(auモジュール系サービス用回線数) 4万5200 203万6900
ソフトバンクモバイル 12万7100 205万
合計 13万7400 641万7200
・IP接続サービス
iモード/spモード(NTTドコモ) 2万1900 5190万7700
EZweb/IS NET(au) 31万6500 2857万7200
Yahoo!ケータイなど(ソフトバンクモバイル) 45万3000 2221万5800
EMnet(イー・アクセス) 非公開 非公開
合計 97万1300 1億270万700

初出時、NTTドコモにおける通信モジュールの累計契約数が間違っておりました。おわびして訂正いたします

ウィルコムの契約数が過去最高に AXGPは約3万件

ウィルコム 2012年3月純増 累計
PHS 13万1500 455万46400
WILLCOM CORE 3G −74800 12万5200
5万6600 468万1600

 ウィルコムの月間純増数は5万6600件で、内訳はPHSが13万1500回線のプラス、3Gが7万4800件の“マイナス”だった。同社の3Gサービスはドコモ回線を使うものとソフトバンク回線を使うものの2種類があったが、ドコモ回線を使うサービスは3月末にインターネットイニシアティブ(IIJ)に承継されたため、同社からは解約扱いとなっている。なお、料金の請求やサポートは引き続きウィルコムが行っており、ユーザーはこれまで通り使い続けることができる。

 3Gの大規模減があった同社だが、最大2回線の基本料を無料にするキャンペーンやどん引きキャンペーンなどの効果により、PHSがそれを補う契約者数を確保。PHS+3Gの合計回線数は468万1600件となり、2007年7月以来4年8カ月ぶりに過去最高値(465万9100件)を更新した。

UQコミュニケーションズ 2012年3月純増 累計
UQ WiMAX 20万4800 226万5700

 WiMAXサービスを提供するUQコミュニケーションズの月間純増数は21万4800件。累計契約者数は226万5700件となった。auのWiMAX対応スマートフォンが堅調に推移しているほか、3月は鉄道路線のエリア整備も進んでユーザーへの認知が進んだためか、前年同月比で163%の好結果を記録した。

Wireless City Planning 2012年3月純増 累計
AXGP 3万700件 3万700件

 また今回から、Wireless City PlanningがAXGPの契約者数を開示し始めた。AXGPは2月24日から、「SoftBank 4G」というサービス名でソフトバンクモバイルがMVNO提供を開始。3月末の累計契約者数は3万700件となっている。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年06月13日 更新
  1. スタバ長時間滞在、なぜ「一律ルール」設けない? “スマホでゲーム、PCで仕事も…広報見解は (2026年06月12日)
  2. シャープが「AQUOS」を中高価格帯へシフトする理由 メモリ高騰が直撃するエントリースマホの限界 (2026年06月13日)
  3. 新エントリースマホ「arrows We3」発表 コンパクトな高耐久ボディーに5000mAhバッテリーや新カメラを搭載 (2026年06月11日)
  4. 「JALモバイル powered by ahamo」のお得度を検証 本家ahamoやIIJmio版とは何が違う? (2026年06月12日)
  5. DAZNのW杯「月額980円」表示に落とし穴 ユーザーを困惑させた2つの“ダークパターン”とは (2026年06月12日)
  6. スマホの“ミニ”外付けディスプレイが流行の兆し? 若者がインカメラではなく「アウトカメラ」で自撮りする理由 (2026年06月10日)
  7. ソフトバンクが「今回もやる」とGalaxy S26を月額1円で販売――販売方法を早急に見直さないと撤退を迫られるメーカーも (2026年03月08日)
  8. 「日本通信アプリ」の新バージョン提供開始 FPoS対応で本人確認のセキュリティを強化 (2026年06月11日)
  9. ゲオの“今だけ”スマホ買い取り額UP、実はうそ? 消費者庁が厳しい目 (2026年06月12日)
  10. 20万円超も珍しくない高額スマホ時代、「スマホ保険」の選び方と料金の目安は? (2026年06月12日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー