KDDIが10月16日、auスマートフォンを利用する青少年向けに「安心アクセス for Android」の提供を開始すると発表した。料金は無料で、11月1日から利用できる。対象機種はAndroid 2.2以上のauスマートフォン。未成年のユーザーがauのAndroidスマートフォンを契約する際には、親権者に「安心アクセス for Android」の利用を勧め、購入時に店頭で設定をサポートする。
安心アクセス for Androidは、ネットスターのフィルタリング技術を活用した、アプリケーションフィルタリング機能と、Webフィルタリング機能を備えるセキュリティアプリ。3G、LTE、WiMAX、Wi-Fi喉の回線を利用していても、クラウド上のデータベースを照会して青少年にふさわしくないアプリやWebサイトの利用を制限できるのが特徴だ。これまでは、Wi-Fi経由での通信でWebフィルタリングをしたり、アプリの利用を制限したりするのは難しかった。
アプリフィルタリング機能は、アプリのダウンロード時、およびインストール済みのアプリを定期的にクラウド上のデータベースと照会し、起動を制限する。インストールを防ぐ機能はないが、若年層にふさわしくないアプリの利用を防げる。Webフィルタリング機能では、不適切なWebページへのアクセスをブロックする。
フィルタリングのレベルは小学生、中学生、高校生の3つから選べ、小学生以外のレベルに設定すれば、EMA(一般社団法人モバイルコンテンツ審査・運用監視機構)の認定サイトやアプリは利用可能だ。また制限レベルの変更や個別のURLやアプリごとの制限設定、子どもによるアプリインストールの可否などは、管理者ページから遠隔で設定できる。また子どもが勝手に安心アクセスfor Androidをアンインストールできないよう、利用をやめる際には管理者による利用解除設定が必要となっている。
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