AndroidにiPhone、そしてウォークマンも――“マルチコネクト”対応のCDコンポがソニーから登場

» 2013年04月05日 13時51分 公開
[ITmedia]

 ソニーは4月5日、“マルチコネクト”をうたうCDコンポ3機種を発表した。スマートフォン/タブレットはもちろん、ウォークマンとも接続できる。4月20日に発売予定で、価格はオープン。

「CMT-BT40」のピンク(左)と「CMT-BT80W」

型番 CMT-BT80W CMT-BT60 CMT-BT40
CD
FM/AMラジオ
Wi-Fi なし なし
AirPlay なし なし
DLNA なし なし
Bluetooth
NFC
USB端子
磁性流体スピーカー なし
カラーバリエーション ブラック ブラック、ホワイト ブラック、ホワイト、ピンク
市場想定価格 3万9800円前後 3万4800円前後 2万6800円前後
発売日 4月20日

 普段からスマートフォンと音楽プレーヤーの両方を持ち歩く“2個持ち”の人や、ファミリー層のニーズを想定。背面にウォークマン用のWMポート(アナログ接続)とiPhone/iPod対応のUSB端子を備え、充電しながら楽曲を再生できる。またAndroidスマートフォンについてはBluetooth/NFC(Near Field Communication)で接続することになるが、USB端子からの充電は可能だ。システムコンポへのNFC搭載は初めて。

背面にはWM-PORTとUSBが並ぶ(左)。「Network Audio Remote」の画面(右)

 Bluetoothのコーデックは従来のSBCに加え、apt-XおよびAACをサポート。対応機器との組み合わせることで、従来よりも高音質のワイヤレス伝送が可能になる。このほかUSBメモリからの楽曲再生にも対応した(WMA、MP3、AAC)。

 最上位モデルのCMT-BT80Wは、IEEE 802.11b/g無線LANを内蔵し、DLNA/AirPlayによるネットワーク音楽再生が可能だ。iOSデバイスではプレーヤー画面からスピーカーを選ぶだけ、ウォークマンやXperia/Xperia Tabletでは「Music Throw」で楽曲のネットワーク再生が行える。またDLNAではレンダラー機能も備え、同社が提供予定のDLNAコントローラーアプリ「Network Audio Remote」を使えば、ネットワーク内にあるPCなどをサーバにしたネットワーク再生も行える。

ヨーロピアンデザイン

 外観は、欧州の同社デザインセンターがてがけたというエッジの効いた“ヨーロピアンデザイン”。前面にはパンチンググリルを採用して高級感を演出した(CMT-BT40のみサランネット)。上面にはスロットインタイプのCDドライブを備えており、ウォークマンに対して約2.5倍速録音が可能。録音時のビットレートは、従来の128kbpsに加えて256kbpsモードが新たに用意された。内蔵FM/AMラジオチューナーからの録音も可能だ。

 内蔵アンプはソニー独自のデジタルアンプ「S-Master」で、出力は各チャンネル40ワット。上位2モデルには65ミリ径の磁性流体スピーカーを採用し、音のひずみを抑えるとともに音圧を引き上げた。「高音質で伸びのあるボーカルを楽しめる」という。また各チャンネルにパッシブラジエーターを加えて低音を強化している。

「CMT-BT60」のホワイト(左)と磁性流体スピーカー(右)

 本体サイズは481(幅)×202(高さ)×86(奥行き)ミリ。薄型デザインでありながら、「電源トランスを内蔵して供給電圧を上げ、スピード感のある低音を実現した」(ソニー)。

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