続いて、dtabの主要スペックと、外観、同梱品を確認しよう。
dtab | |
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メーカー | Huawei |
OS | Android 4.1.2 |
サイズ(幅×高さ×厚さ) | 約257.4×176×9.9ミリ |
重さ | 633グラム |
ディスプレイ | 10.1インチワイドXGA IPS(1280×800ピクセル) |
CPU | K3V2T 1.2GHz(Quad Core) |
ROM/RAM | 8Gバイト/1Gバイト |
メモリーカード | microSDHC(最大32Gバイト/別売) |
モバイルデータ通信 | − |
無線LAN | IEEE802.11a/b/g/n(2.4GHz/5GHz) |
テザリング | − |
アウトカメラ | 300万画素CMOS |
インカメラ | 130万画素CMOS |
GPS | ○ |
ワンセグ | − |
NOTTV | − |
防水 | − |
FeliCa | − |
赤外線通信 | − |
NFC | − |
Bluetoothバージョン | 3.0 |
HDMI(MHL) | ○ |
バッテリー容量 | 6020mAh |
スペックは10インチタブレットとしては特筆すべき部分はない。とはいえ、9975円のタブレットとしては十分納得できるだろう。モバイルデータ通信に対応していないので、テザリングが使えないのは当然だし、ワンセグをはじめとした日本向け機能に対応していなくても問題ないという人は多いだろう。
2万5725円という価格も決して高くないだろう。例えば「Nexus 10」なら5メガピクセルカメラにNFC対応、16GバイトのROMと2GバイトのRAM、9000mAhのバッテリーに最新のAndroid 4.2を搭載しているが、デュアルコアCPU搭載で価格は3万6800円だ。Appleの「iPad」なら第4世代が4万2800円〜、MicrosoftのSurface RTは4万9800円〜なので、dtabの方が安い。
dtabより安い「Kindle Fire HD 8.9」は1200×1920ピクセルの高解像度ディスプレイがウリだが、画面は小さめで外部メモリは非対応、アウトカメラもなく、デュアルコアCPU搭載で2万4800円。dtabの通常価格 2万5725円は「破格」ではないものの「妥当」とは言えるのではないだろうか。
外観を見ると、アウトカメラ、インカメラは本体を横置きにした場合、中央上に配置。ロゴなどを見ても、横画面が基本のスタイルのようだが、縦画面で使っても問題ない。またアプリによっては縦画面に固定される。
(横向きにした際の)左側面にはMicro USB端子とイヤフォンジャックがある。Micro USBは充電やPCとの接続に使うほか、スペックにある通り、MHLに対応しているので別売のMHLアダプターなどを使えば、テレビやモニタに出力可能だ。これは次回以降でも触れる。上部を見ると、音声入力用のマイクがある。通話機能はないものの、アプリの追加で使えないか、これも次回以降紹介しよう。microSDスロットも上部にあり、カバーで覆われている。右側面には電源キーとボリュームキー。横画面で使っていると右手ですぐに操作できる位置だ。背面には左右に配置されたステレオスピーカーがある。
同梱品には専用の「dtab ACアダプタ01」と試供品の自立スタンドがある。dtabはほかのスマホの充電器でも充電はできるが、このdtab ACアダプタ01は高出力の2Aなので、それだけ充電時間が短くなりそうだ。
自立スタンドは開閉式で、持ち歩きしやすい。溝にタブレットを立てるだけなので、縦横どちらでもセッティングできる。充電するときや、動画を見るときなどに使うとよさそうだ。iPadなどでも試してみたが、ほかのタブレットを立てても問題ない。ほかにMicro USBケーブルとクイックスタートガイドが付属している。microSDは別売なので注意したい。
以上、見てきたように9975円なら、やはりとても安く、ドコモのスマホユーザーでタブレットに興味がある人は、買って損なしといった印象。また通常価格で買うのもタブレット入門機、初めての1台としてはアリだろう。
次回からは、実際にdtabを使ってみてのレビューをお届けしたい。
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