LINEを安心・安全に使う上で覚えておきたいのが、プライバシーやセキュリティ関連の機能だ。その1つが、指定した友だちからの連絡を拒否する「ブロック」。ブロックすると具体的に何が制限されるのか、またブロックしたことが相手に通知されるのかを覚えて、LINE上のトラブルを回避したい。また、LINEアプリを勝手に操作されないようにロックをかけるパスコード設定や、アカウント削除など各種機能も紹介しよう。なお、この連載ではiPhone 5を使用している。
LINEには、指定したユーザーからのメッセージなどを非表示にするブロック機能がある。ブロックは少々複雑な機能だが、ブロックする/されると以下のような状態になることが確認できた。なお、下記に登場する「ホーム」と「タイムライン」については第6回で詳しく説明したい。
ブロックした側
ブロックされた側
ブロックしたことは相手側に通知はされないが、タイムラインの投稿などでブロックされたのではないかと推測はできる。また、プロフィール画像や「ひとこと」の変更は、ブロックした相手にも分かるようになっているので、リアルの人間関係に影響が出そうな場合のブロックは慎重に使うべきだろう。
なお、これらの動作は現時点で確認できたものだが、今後仕様が変わる可能性もある。
それでは具体的に、指定した相手をブロック/解除する方法を紹介しよう。まず、指定した相手をブロックする方法だ。LINEアプリを起動し、画面下メニューの左から2番目の「友だち」をタップし、左上に表示される「編集」を選ぶ。すると、「友だち編集」画面になり、左端の白丸マークをタップすることで特定の友だちを選択できる。画面下にブロックと非表示のボタンがそれぞれあるのでブロックをタップすると、ブロックできる。
ブロックと非表示の違いについてだが、非表示の場合はリストから消えるだけでメッセージの送受信や通話の発着信はでき、お互いのタイムラインも見える。企業の公式アカウントなど、友だちリストには表示させたくないがメッセージは受信したい、というときなどに使うといいだろう。
そして、ブロックの解除だ。解除は、「その他」→「設定」→「友だち」→「ブロックリスト」→「ブロック解除」で行う。また、ブロックリストの上には「非表示リスト」もあり、非表示リストの解除もここから行える。
また、タイムラインの投稿が表示されないことでブロックされたことを推測できるが、それだけでは確証にならない。その相手がまだタイムラインへの投稿を行っていない場合も同じ画面が表示されるからだ。以前は相手にスタンプをプレゼントできるかどうかでブロックされているかどうか(ブロックされていると、スタンプをプレゼントできない旨が表示される)で判断できたが、今はメッセージの表示内容が変更され、その方法ではブロックの有無は確認できなくなった。
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