デジタルアーツは3月10日、未成年とその保護者を対象とした第5弾となる携帯電話・スマートフォン使用実態調査の結果を発表した。
調査対象は全国小・中・高校生の618人および、未就学児から18歳の子どもを持つ保護者624人の計1242人。本調査によると、何らかの携帯電話を持つ未成年者のスマートフォン所有率は60.4%となっており、なかでも女子高校生は95.1%と最も所有率が高い。全体のフィルタリング使用率は30.9%、1日の使用時間は、小中学生が1時間未満、高校生は3〜6時間未満が多い。
また、未成年者の38.7%が「ノートPC」「携帯ゲーム機」「携帯音楽プレーヤー」など自分専用のインターネット接続可能端末を所有。特にゲームや音楽を聞くこと以外では「インターネットをする」が最も多い。
携帯電話・スマートフォンを使い始めた未成年者の23.9%が「使い過ぎ」と注意を受けた経験があり、さらに女子高校生とスマートフォン所有者は「現時点で気分が落ち込むことがある」「止めたくても止められず苦しい思いをしたことがある」と回答する割合が高い。
このほか、未就学児の保護者層と高校生は「ながらスマホ」に寛容で、自分自身も同様の行為をする傾向がある。親子ともに2人に1人が「携帯電話/スマートフォンのない生活は考えられない」という。未成年者で「ネット上の友達とリアルで会いたい/会ったことがある」と回答したのは、38.5%となった。
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