Wireless Power Consortium(WPC)が策定したワイヤレス充電規格「Qi(チー)」を紹介するブースは、ワイヤレスジャパン2014の中でも一息つける“充電スポット”として「Qi Cafe」というカフェの形態をとっていた。誰でもドリップコーヒーを無料で飲むことができる。
Qiに対応したスマートフォンなら、ケーブルを使わずに端末を置くだけで充電できる「おくだけ充電」が可能だ。WPCには200社以上の団体が加盟し、500以上のQi認定製品が発売されている。スマートフォンではNTTドコモを始め、Qiに対応する端末がいくつか出てきており、2014年夏モデルではauの「TORQUE G01」 「URBANO L03」がQiに対応する。
レジ裏にはQiに対応する端末(モック)が展示されており、Microsoftの「Lumia」シリーズや「Nexus」シリーズなどが並ぶ。説明員は「欧州では空港を始め、日本よりQiが普及している。日本もJALと全日空の空港やビッグエコーなどのカラオケ屋などでQiが利用できるが、認知度はまだまだ」と話していた。
端末展示の裏側には、ワイヤレス給電パッドの中身が見えるようにレイアウトされたテーブルが設置されており、LEDランプや扇風機などでその使い勝手を紹介していた。説明員によると、「それぞれのワイヤレス給電パッドは、複数のコイルをレイアウトしたコイルアレイ方式や、パッド上に置かれた機器の位置を自動で検出して送電コイルがその機器の位置へ移動する可動コイル方式などを採用しており、それぞれ互換性がある」という。また、「パナソニックや東芝などさまざまな企業がICチップやコイルなどの各部品を作ることで1つの給電パッドが組み上がっている」(説明員)という。コーヒー片手にスマートフォンを充電してみてはいかがだろうか。
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写真と動画で解説する「TORQUE G01」
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