SIMと端末とエリアの関係(LTE、FOMAプラスエリア)【一問一答】SIM通

» 2014年07月04日 10時43分 公開
[SIM通]
SIM通

 SIMフリーのスマホを買ったとき、先ず心配なのが「使えるエリア」です。でも、このエリアが「SIMによる対応エリア」なのか、それとも「スマホ・タブレットの対応エリア」なのか分かりにくいですよね?今回は、電波とエリア、SIMとスマホの関係性について考えてみたいと思います。

photo

 Q.verizon/iPhone5s plus対応?

http://oshiete.goo.ne.jp/qa/8286293.html

 A.MVNOは現在のところドコモもしくはauから電波を借り受けてサービスを提供しています。そのため、MVNO事業者は複数あるものの、基本的に使えるエリア・電波周波帯はドコモかauの借り受け元のエリアに依存することになります。

 したがって、例えば、ドコモのMVNO提供のSIMはLTEエリアに加え、他にドコモが提供しているFOMA、FOMAプラスエリアが利用できます。また元々「ドコモのSIM」のため、SIMロック解除をしなくてもドコモスマホに挿して使うことができます。auのMVNO提供のSIMに関しても同様のことが言えます。

 なお、auのMVNOであるケイ・オプティコムの「mineo」は、4GLTEエリアのみに対応。現在、3Gしか入らない環境では音声通話のみ対応し、データ通信は利用することができません。

 上記はエリアの話ですが、「スマホ自体が電波に対応していない」という場合もあります。

 キャリアから発売されているケータイ、スマホを使っていた時は特に意識したことがないと思います。しかし、それぞれが自分たちの設備にあった電波を受信できるよう調整されており、快適な電波環境で通信が行えるのも、キャリアとメーカーが協力して開発しているからです。

 一方、SIMフリーの端末は、各メーカーがその国や地域に適した周波帯を受信できるよう、独自に開発しています。しかし、全ての国や地域に対応させるのは、労力や手続きを考えてもかなりハードルが高く、必ず全部の電波を掴むことができるものではありません。

 そのため、SIMフリーの端末には対応している周波数帯のバンドが表記されています。

もし、あなたがSIMフリーのスマホを使ってみたいと思ったときは、受信可能な周波数帯をちゃんとチェックしてくださいね。また、海外旅行に行った時も同様です。

Copyright:(C) NTT Resonant Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2025年12月06日 更新
  1. 飲食店でのスマホ注文に物議、LINEの連携必須に批判も 「客のリソースにただ乗りしないでほしい」 (2025年12月04日)
  2. NHK受信料の“督促強化”に不満や疑問の声 「訪問時のマナーは担当者に指導」と広報 (2025年12月05日)
  3. 「スマホ新法」施行前にKDDIが“重要案内” 「Webブラウザ」と「検索」選択の具体手順を公開 (2025年12月04日)
  4. 楽天の2年間データ使い放題「バラマキ端末」を入手――楽天モバイル、年内1000万契約達成は確実か (2025年11月30日)
  5. 三つ折りスマホ「Galaxy Z TriFold」の実機を触ってみた 開けば10型タブレット、価格は約38万円 (2025年12月04日)
  6. 「健康保険証で良いじゃないですか」──政治家ポストにマイナ保険証派が“猛反論”した理由 (2025年12月06日)
  7. ドコモが「dアカウント」のパスワードレス認証を「パスキー」に統一 2026年5月めどに (2025年12月05日)
  8. 「楽天ポイント」と「楽天キャッシュ」は何が違う? 使い分けのポイントを解説 (2025年12月03日)
  9. 楽天ペイと楽天ポイントのキャンペーンまとめ【12月3日最新版】 1万〜3万ポイント還元のお得な施策あり (2025年12月03日)
  10. WAON POINTやAEON Payのキャンペーンまとめ【11月5日最新版】 1万ポイントの還元やキャッシュバックも (2025年12月04日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー