Gaba、保護者を対象としたアンケート調査を実施――スマホ保有率は小学生7.8%、中学生34.4%

» 2014年07月10日 18時46分 公開
[エースラッシュ,ITmedia]

 Gabaは2014年7月10日、「小中学生の教育とコミュニケーションに関する保護者調査」の結果を発表した。

 対象は小学生または中学生の保護者で、回答数は1000人。調査期間は5月30日〜6月6日の8日間で、調査方法はインターネット。

 これによると、スマートフォンを保持している小学生のうち低学年は2.4%、高学年は7.8%、中学生は34.4%となった。タブレット保有率は中学生で17.1%となる一方、端末を「本当は持たせたくない」と思っている保護者は4割以上。また、スマートフォンを持たせていない保護者のうち42.8%は「高校生になったら持たせたい」と考えているという結果が出た。

リリース本文

 以下、リリースの本文です。

調査結果

〜〜小中学生のスマホ・タブレット保有状況と保護者の意識〜〜

  • スマホ保有率 小学生高学年7.8%、中学生34.4%、タブレット保有率は中学生で17.1%
  • “本当は持たせたくない” スマホ、タブレットともに持たせている保護者の4割以上
  • スマホは“高校生になったら” 持たせていない保護者の4割強

小学生または中学生のこどもを持つ20歳〜59歳の男女1,000名(全回答者)に、こどもにスマートフォンやタブレット端末を持たせているかを聞いたところ、【スマートフォン】を「持たせている」のは、小学生低学年(1〜3年)の保護者では2.4%、小学生高学年(4〜6年)の保護者では7.8%、中学生の保護者では34.4%となり、【タブレット端末】を「持たせている」のは、小学生低学年の保護者では5.1%、小学生高学年の保護者では9.3%、中学生の保護者では17.1%でした。

次に、スマートフォンやタブレット端末を持たせている保護者の意識をみると、【スマートフォン】では、「持たせてもよいと思っている」59.7%、「本当は持たせたくない」40.3%となり、【タブレット端末】では、「持たせてもよいと思っている」57.1%、「本当は持たせたくない」42.9%となりました。

また、持たせていない保護者の意識(いつまでに持たせたいと思っているか)をみると、【スマートフォン】では、「高校生になったら持たせたい」が最も多く42.8%で、『小中学生の間に持たせたい』(「小学生の間に持たせたい」と「中学生の間に持たせたい」の合計)は23.0%、【タブレット端末】は、『小中学生の間に持たせたい』が9.1%でした。

【コメント】

小中学生のスマホの保有率は、小学生では低学年、高学年とも1割未満となっていますが、中学生では3人に1人の割合となり、タブレット端末の保有率は、中学生でも2割弱でした。また、持たせることに対する意識をみると、持たせている保護者では、スマホ、タブレット端末ともに4割は「本当は持たせたくない」としており、仕方なくスマホやタブレット端末を持たせている保護者が少なくないことがわかりました。スマホについては、持たせていない保護者の4人に1人は『小中学生の間に持たせたい』とし、持たせていなくても小中学生のスマホ保有に肯定的な保護者もみられました。

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〜〜小中学生のSNS・メールアプリ利用状況〜〜

  • 小中学生が利用しているSNS・メールアプリ トップは「LINE」、小学生高学年で1割
  • LINE利用率 中学生になると一気に増加、小学生高学年の3倍に
  • こどもが利用しているSNS・メールアプリが「わからない」 学年が上がるほど増加

全回答者(1,000名)に、自身の小中学生のこどもが利用しているSNSや通話・メールアプリを聞いたところ、最も多かったのは「LINE」14.4%で、次いで、「Twitter」3.0%、「Google+」1.8%、「Facebook」1.4%、「Skype」1.3%が続きました。また、「何を利用しているのかわからない」は14.0%、「SNS、通話・メールアプリは利用していない」は69.1%でした。

学年区分別にみると、小学生低学年(1〜3年)の保護者では8割以上(82.5%)が「SNS、通話・メールアプリは利用していない」としましたが、小学生高学年(4〜6年)の保護者では「LINE」が9.0%と1割となり、中学生の保護者では「LINE」が30.5%、「Twitter」が7.5%でした。他方、「何を利用しているのかわからない」とした保護者は、小学生低学年の保護者では11.4%、小学生高学年の保護者で13.8%、中学生の保護者で16.8%となりました。

また、こどもにスマートフォンを持たせている保護者(149名)の回答をみると、こどものLINEやTwitterの利用率は上がり、「LINE」が64.4%、「Twitter」が15.4%となりました。

【コメント】

小中学生が利用しているSNS・メールアプリのトップは「LINE」で、小学生高学年の保護者では、1割がこどもの利用しているSNS・メールアプリとして挙げました。また、スマホを持たせている割合が小学生に比べ高かった中学生の保護者では3割が挙げ、こどものLINE利用率は、スマホの保有率と同様に中学生になると一気に増えることがわかりました。また、こどもが「何を利用しているのかわからない」としたのは、小学生低学年の保護者でも1割を超え、学年が上がるにつれ高くなる結果となりました。

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〜〜小中学生の勉強時のスマホ・タブレット利用状況〜〜

  • 自宅での勉強時に“スマホ”を利用 スマホ保有小中学生の47.0%
  • 自宅での勉強時に“タブレット”を利用 タブレット保有小中学生の55.3%

全回答者(1,000名)に、こどもが自宅での勉強時にスマートフォンやタブレット端末を使用しているか聞いたところ、全体では、『使用している』(「よく使用している」と「時々使用している」の合計、以下同様)割合は、【スマートフォン】では11.3%、【タブレット端末】では11.2%でした。また、【パソコン】についても聞いたところ、『使用している』は27.0%でした。

それでは、スマートフォンやタブレット端末を持っている小中学生は、勉強時にどのくらい使っているのでしょうか。

スマートフォンやタブレット端末をこどもに持たせている保護者の回答をみると、【スマートフォン】では「よく使用している」25.5%、「時々使用している」21.5%で、『使用している』は47.0%、【タブレット端末】では「よく使用している」22.9%、「時々使用している」32.4%で『使用している』は55.3%となりました。

【コメント】

小中学生が自宅での勉強時にスマホやタブレットを使用している割合は、どちらも全体では1割程度でしたが、それぞれの保有者に限ってみると、どちらも2割以上が「よく使用している」とし、スマホでは47.0%と半数近く、タブレットでは55.3%と半数以上が『使用している』という結果となりました。スマホやタブレットを保有している小中学生が、自宅での勉強時に使用する割合は少なくはなく、遊びや友だちとのコミュニケーションだけではなく、自宅での勉強にもスマホやタブレットを活用している様子が窺えました。

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〜〜小中学生のタブレット学習に対する保護者の意識〜〜

  • タブレット学習に期待していること 「楽しんで勉強」「すぐに調べ物ができる」「教材の幅が広がる」
  • タブレット学習の不安 「ゲームばかり」「ネットトラブル」「ネット閲覧ばかり」が半数以上
  • 「(宿題をコピペするなど)間違ったネットの使い方を覚える」は3割が不安

タブレット端末を持っている小中学生の半数以上が自宅での勉強時に利用していることがわかりました。また、最近では、学校での授業にタブレット端末を導入しているところもあります。

そこで、全回答者(1,000名)に、こどもがタブレット端末を使って学習することに対して、どのようなイメージを持っているか聞いたところ、【期待していること】としては、「楽しんで勉強できる」43.6%が最も多く、「ネットに接続でき、すぐに調べ物ができる」32.0%、「動画や音声も使え、教材の幅が広がる」29.9%、「ITリテラシー(ITを使いこなす力)が身につく」20.3%が続きました。

一方、【不安なこと】としては、最多は「ゲームばかりする」67.5%で、「ネットトラブルに巻き込まれる」56.0%、「ネット閲覧ばかりする」50.8%は半数以上の保護者が不安なことに挙げました。また、「(宿題をコピペするなど)間違ったネットの使い方を覚える」は30.1%、「これまで以上にお金がかかる」は27.5%の保護者がタブレット学習の不安な点としました。

【コメント】

タブレット学習に対する保護者の意識をみると、“楽しさ”や“すぐに調べ物ができる”といった利点が挙げられる一方、過度に“ゲーム”や“ネット閲覧”をすることで、勉強が妨げられるといった不安もそれぞれ半数以上が挙げました。

また、ネット接続についても、“ITリテラシー”が身につくことを期待している保護者が2割に対し、“ネットトラブル”は5割半、“コピペなど間違ったネットの使い方”は3割が不安なことに挙げ、小中学生のタブレット学習に対する保護者の意識は、現状、期待よりも不安のほうが大きいようです。

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〜〜小中学生のこどもとの会話時間と話題〜〜

  • こどもとの1日の会話時間 平均は父親56分、母親1時間57分
  • こどもとの会話の話題 トップは「学校での出来事」、「テレビ番組」は4割強、「マンガ・アニメ」は4割弱
  • 男子と女子では話題が異なる傾向 男子は「ゲーム」「スポーツ」、女子は「友だち」「芸能ネタ」

全回答者(1,000名)に、こどもと会話をするのは、1日のうちどのくらいの時間か聞いたところ、「15分〜30分未満」13.2%、「30分〜45分未満」12.8%、「45分〜1時間未満」17.1%、「1時間〜1時間半未満」14.9%となり、平均時間は1時間27分となりました。父親と母親それぞれについてみると、平均時間は、父親では56分、母親では1時間57分となり、母親のほうが1時間長くコミュニケーションをとっている結果となりました。また、こどもの学年区分別に平均時間をみると、小学生低学年(1〜3年)の保護者では1時間38分、小学生高学年(4〜6年)の保護者では1時間34分と1時間半以上となりましたが、中学生の保護者では1時間9分でした。

それでは、こどもとの会話でどのようなことが話題になっているのでしょうか。

全回答者(1,000名)に、こどもとの会話の話題を聞いたところ、「学校での出来事」が際立って高く86.8%、次いで、「友だち」60.7%、「勉強・成績」43.9%、「テレビ番組」43.5%、「マンガ・アニメ」38.7%、「ゲーム」34.6%が続きました。男子の保護者と女子の保護者を分けてみると、「ゲーム」(男子43.6%、女子25.6%)や「スポーツ」(男子19.6%、女子9.6%)は男子の保護者のほうが高く、「友だち」(男子53.8%、女子67.6%)や「芸能ネタ」(男子8.2%、女子20.4%)では女子の保護者のほうが高くなりました。また、学年区分別にみると、中学生の保護者では「部活動」が61.1%で2番目に高くなり、「勉強・成績」は50.6%、「進路・将来」は30.8%で、小学生の保護者に比べ高くなりました。

【コメント】

こどもとの1日の会話時間の平均は父親56分、母親1時間57分と1時間の開きがみられました。また、学年区分別にみると、学年が上がるにつれ平均時間は短くなりました。

こどもとの会話の話題は、子どもの性別や学年によって傾向が異なり、男子の保護者では「ゲーム」や「スポーツ」、女子の保護者では「友だち」や「芸能ネタ」が比較的よく話題になり、また、「部活動」や「進路・将来」は、こどもが中学生になってから話題にのぼる家庭が多いようです。

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〜〜小中学生の保護者の悩み〜〜

  • 小中学生の保護者の悩み TOP3は「勉強・成績」「進路・学校選び」「教育費・教育資金」
  • 男子小中学生の保護者の3割が「こどものTV視聴・ゲーム」に悩み
  • 小学生の保護者の4人に1人が「こどもの性格」が悩み
  • 中学生の保護者の3人に1人が「教育費・教育資金」が悩み

全回答者(1,000名)に、こどもの教育について、どのような悩みを持っているか聞いたところ、「こどもの勉強・成績」40.4%が最も多く、次いで「こどもの将来の進路・学校選び」37.9%が3割台、「教育費・教育資金」26.8%、「叱り方」24.5%、「こどものTV視聴・ゲーム」22.9%、「こどもの友達付き合い・いじめ」22.5%、「こどもの性格」22.4%が2割台で続きました。

男子の保護者と女子の保護者を分けてみて特徴がみられたのは「こどものTV視聴・ゲーム」で、悩みとして挙げた保護者の割合は、男子の保護者では29.8%と3割となり、女子の保護者16.0%の2倍近くになりました。

学年区分別にみると、小学生低学年(1〜3年)の保護者と小学生高学年(4〜6年)の保護者では、「こどもの性格」を悩みに挙げたのはそれぞれ27.4%、25.1%と4人に1人となり、中学生の保護者では「こどもの将来の進路・学校選び」が50.0%と半数、「教育費・教育資金」は32.0%と3人に1人が悩みとして挙げました。

また、有職の母親では、「自分の仕事と子育ての両立」が22.6%となり、働きながら子育てをしている母親ならではの悩みも挙げられました。

【コメント】

小中学生の保護者の悩みをみると、こどもの勉強、遊び、友だち、性格といったこどもに関する悩みから、お金、しつけ、仕事との両立といった親としての自身の悩みなど、多岐にわたっていることがわかりました。

また、こどもの成長に合わせて悩みも変化しているようで、“こどもの性格”や“しつけ”を悩みとして挙げた割合は小学生の保護者が中学生の保護者より高くなりましたが、他方、“こどもの進路・学校選び”や“教育費・教育資金”といった教育に関することは小学生の保護者に比べ中学生の保護者が高くなりました。

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〜〜こどもの将来の夢とこどもの習い事〜〜

  • 小中学生の将来の夢 男子1位「サッカー選手」、女子1位「ケーキ屋・パティシエ」
  • 小中学生の保護者が今後身につけて欲しいと思うこと 「コミュニケーション能力」、「礼儀正しさ」
  • 小中学生の習い事 小学生低学年の人気TOP3は「スイミング」、「ピアノ」、「英会話」

全回答者(1,000名)に、こどもは将来、何になりたいと言っているか聞いたところ、男子小中学生では、1位「サッカー選手」(13.2%)、2位「野球選手」(9.4%)、3位「エンジニア」(7.0%)、4位「公務員」(6.4%)、5位「(電車やバスの)運転士・運転手」(5.0%)となり、女子小中学生では、1位「ケーキ屋・パティシエ」(25.0%)、2位「学校や幼稚園・保育園の先生」(10.6%)、3位「花屋」(8.6%)、4位「看護師」「デザイナー」(ともに5.6%)となりました。

このような将来の夢に向かって成長する小中学生に対し、保護者は、今後どのようなことを身につけて欲しいと願っているのでしょうか。

全回答者(1,000名)に、こどもに今後、どのようなことを身につけて欲しいと思うか聞いたところ、最も多かったのは「コミュニケーション能力」65.9%で、僅差で「礼儀正しさ」63.8%が続き、以下、「自分の考え・気持ちを伝える力」59.5%、「やさしさ・おもいやり」58.3%、「読み・書き・計算といった基本的な学力」52.0%が半数以上で続きました。また、「国際感覚」は24.4%と保護者の4人に1人が、身につけて欲しいと思うことに挙げました。

そして、全回答者(1,000名)に、こどもが現在、どのような習い事をしているか聞いたところ、「学習塾」20.6%、「スイミング」16.1%、「ピアノ」11.8%、「英会話」9.8%、「書道」8.9%が上位5項目となりました。

学年区分別にみると、小学生低学年(1〜3年)のトップ3は、「スイミング」28.0%、「ピアノ」16.3%、「英会話」13.6%となりました。また、小学生高学年(4〜6年)と中学生では「学習塾」が最も多くなり、それぞれ19.8%、30.5%でした。

【コメント】

小中学生の保護者がこどもに将来身につけて欲しいことでは、「コミュニケーション能力」、「礼儀正しさ」、「自分の考え・気持ちを伝える力」、「やさしさ・おもいやり」といった相手と円滑にコミュニケーションを取る上で大切なことが上位になりました。 また、通わせている習い事では、小学生低学年で最も多かったのは「スイミング」でしたが、小学生高学年からは「学習塾」が最も多い習い事に変わり、こどもの学年によって通わせる習い事を変える保護者が多い様子が窺えました。

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