OS別世界スマートフォン市場シェア、AndroidとiOSが96.3%に──IDC調べ調査リポート

» 2015年02月25日 12時26分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米調査会社IDCは2月24日(現地時間)、2014年通年のOS別世界スマートフォン市場に関する調査結果を発表した。AndroidとiOSによる寡占状態がさらに進み、両OSを合わせたシェアは前年より2.3ポイント増加し、96.3%になった。

 idc OS別世界スマートフォン市場シェア推移(資料:IDC)

 Android端末の通年の販売台数は10億台を超えた。Samsungは失速したが、Huawei、Lenovo(傘下のMotorolaを含む)、LG Electronics、Xiaomi、ZTEなどのアジア勢が伸びた。

 iOSのシェアは昨年より0.3ポイント減ったが、第4四半期に発売した大型端末「iPhone 6/6 Plus」は好調で、第4四半期の成長率は46.1%だった。

 Windows Phoneのシェアは0.6ポイント減。年内のスマートフォン向けWindows 10のリリースで、ハイエンド端末の登場が期待される。

2014年のOS別世界スマートフォン出荷トップ4(単位:百万台)
順位 OS名 2014年出荷台数 2014年市場シェア(%) 2013年出荷台数 2013年市場シェア(%) 出荷台数伸び率(%)
1 Android 1,059.3 81.5 802.2 78.7 32.0
2 iOS 192.7 14.8 153.4 15.1 25.6
3 Windows Phone 34.9 2.7 33.5 3.3 4.2
4 BlackBerry 5.8 0.4 19.2 1.9 -69.8
その他 7.7 0.6 2.3 0.2 234.8
合計 1,300.4 100.0 1,018.7 100.0 27.7
(資料:IDC)

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