背面カバーに“一触ぼれ”――「ZenFone 2」の外観と持ちやすさをチェックする:ZenFone 2レビュー(1)

» 2015年05月08日 18時04分 公開
[田中聡,ITmedia]

 ASUSの最新スマートフォン「ZenFone 2」が5月16日に日本で発売される。

 前モデル「ZenFone 5」はLTEに対応するほか、5型HDディスプレイや800万画素カメラを搭載して、価格は2万円台〜というコストパフォーマンスの良さが受けてヒットした。ZenFone 2は「性能怪獣(パフォーマンス・モンスター)」という異名の通り、5.5型フルHD液晶、4Gバイトのメインメモリと64Gバイトのストレージ(メインメモリとストレージはモデルによって異なる)、Intel Atom Z3560/Z3580(1.8/2.3GHzクアッドコア)プロセッサ、1300万画素のメインカメラ+500万画素のインカメラというスペックの高さが際立つ。

 価格(税別)はメモリ4Gバイト+ストレージ64Gバイトモデルが5万800円、メモリ4Gバイト+ストレージ32Gバイトモデルが4万5800円、メモリ2Gバイト+ストレージ32Gバイトモデルが3万5800円であり、コスパの良さは健在だ。

 そんなZenFone 2の実際の使い勝手はどうなのか? 気になるポイントを数回に分けてレビューしていきたい。

photophoto 「ZenFone 2」のレッド
photophoto パッケージ。ACアダプター、Micro USBケーブル、イヤフォンなどが同梱されている

 まず、ZenFone 2に触れて「おおっ」と思ったのが背面カバーの質感だ。素材自体はプラスチックなのだが、美しいヘアライン処理が施されており、まるで金属のような感触を得られる。光が当たる角度によって表情を変えてくれるのも趣がある。ASUSが常々掲げている「ワンランク上のぜいたく」を体現したといえるボディに、「一目ぼれ」ならぬ「一触りぼれ」してしまった。

 ASUSによると、背面カバー自体を塗装しているわけではなく、色の付いた薄いフィルムを背面カバーに貼り付けて、このような質感を出しているという。フィルムを貼る前の色は、背面カバーの裏から確認できる(残念ながら、筆者は確認しそびれてしまった……)。

photophoto 光の当たる角度によって表情が変わるヘアライン加工が美しい。つい、意味もなく背面を触ってしまうほど気に入ってしまった
photo 背面にデュアルカラーLEDフラッシュ、カメラ、ボリュームキーを搭載

 最近は背面に金属やガラスを採用するモデルが増えてきたが、こういう手法でも高級感を演出できるのか、と感心してしまった。また、iPhone 6やXperia Z3などは、金属やガラスだと手にしたときにツルツル滑りやすくなってしまうが、ZenFone 2はしっかりとホールドできる。背面は中央から側面に向けてカーブしており、両側面の最薄部はわずか3.9ミリ。ASUSが「人間工学に基づいたデザイン」と説明しているとおり、確かにこの曲面ボディは手にしっかりとフィットする。

photo 側面に向けてカーブしているボディは手によくなじむ

 片手での持ちやすさはどうか。ZenFone 2のサイズは77.2(幅)×152.5(高さ)×10.9(奥行き)ミリ。5.5型のディスプレイを搭載しているだけあって、さすがに幅は太く、片手だと手に余る。片手のみで操作をし続けるのはつらいので、両手を使うことを前提に考えた方がいいだろう。それでも、画面のスクロールだけなら片手でも違和感はなく、電車に乗りながら片手で持ち続けるのも筆者は問題なかった。文字入力も、プリセットされているATOKはキーボードの高さと幅を調節できるので、片手でも何とか文字は打てる。画面端のリンクをタップする、通知バーを呼び出すなど、操作に応じてもう片方の指を使うといいだろう。とはいえ、同じスペックで5型モデルがあってもいいなぁとも思った。

photophoto 片手で持つと、さすがに指は端まで届かない
photophoto ZenFone 5(右)と比較すると、ZenFone 2(右)の方が一回り大きい印象だ

 「どうしても片手で操作したい!」という人は、片手モードの「クイックトリガー」が役立つかもしれない。「設定」→「ASUSカスタマイズ設定」→「クイックトリガー」にチェックを入れてから、ホームボタンを2回タップすると、画面全体が縮小表示され、片手で操作しやすくなる。画面サイズを調整したり、左と右に寄せたりもできる。ただ、せっかくの5.5型なので、個人的には両手を使ってでも大画面を楽しみたいと思う。

photophotophoto ホームボタンを2回押すと、画面が縮小する「クイックトリガー」。事前に設定が必要だ

 電源キーが上部にあるので、片手では押しにくいが、ZenFone 2ではスリープ時に画面を2回タップすると、画面が点灯する。ボリュームキーは背面のカメラ下にあり、握っている手で押しやすい。スリープ時にこのボリュームキーを2回押すと、カメラが起動する設定も用意されている(初期状態ではオフになっている)。

photo ディスプレイの下には左から戻る/ホーム/タスクキーが並ぶ。ZenFone 5と同様に、これらのキーはLEDで点灯するものではない
photophoto 上部に電源キーとイヤフォンジャックがある(写真=左)。Micro USB端子は下部に搭載している。キャップレスなので、すぐに充電ができる(写真=右)

 1つだけ気になったのが、背面のカバーが外しにくいこと。右下のくぼみに爪を引っかけて開ける必要があるが、これがけっこう固い。爪が短いと少々開けにくいし、爪を引っかけてからも、外周をなぞらないと、なかなか開かない。

photophoto 右下のくぼみに爪を引っかけてカバーを外す

 カバーを開けるとmicroSDとSIMスロットが姿を現す。SIMスロットは2つ搭載しているが、いずれもmicroSIMカードを利用する。ただし一方は4G/3G/2G対応で、もう一方は2Gのみ対応なので日本では利用できず、海外でGSMを使う際に併用する形になる。

photophoto microSIMスロットと、2つのSIMスロットがある(写真=左)。デュアルSIMカードの設定。どちらのSIMで音声着信を優先するか、などを設定できる(写真=右)

 機能面では防水/防じんには対応しておらず、ワンセグ/フルセグやFeliCa(おサイフケータイ)といった日本独自の機能も利用できない。NFCには対応している。

「ZenFone 2」の主な仕様
機種名 ZenFone 2 ZE551ML
メーカー ASUS
OS Android 5.0
プロセッサ Intel Atom Z3560/Z3580(1.8/2.3GHzクアッドコア)
メインメモリ 2Gバイト/4Gバイト
ストレージ 32Gバイト/64Gバイト
外部メモリ microSDXC(最大64Gバイト)
ディスプレイ 約5.5型HD IPS液晶
解像度 1080×1920ピクセル
通信方式 LTE:2100(Band 1)、1900(Band 2)、1800(Band 3)、1700/2100(Band 4)、1700(Band 9)、900(Band 8)、850(Band 5)、800(Band 6/18/19)、700(Band 28)MHz
W-CDMA(HSPA+):2100(Band 1)、1900(Band 2)、850(Band 5)、800(Band 6)、900(Band 8)MHz
GSM/EDGE:850、900、1800、1900MHz
連続通話時間 約1144分(3G)
連続待受時間 LTE:約267時間、3G:約294時間
メインカメラ 有効約1300万画素CMOS
インカメラ 有効約500万画素CMOS
ボディカラー ブラック、レッド、ゴールド、グレー
サイズ 約77.2(幅)×152.5(高さ)×3.9〜10.9(奥行き)ミリ
重量 約170グラム

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