Google、Appleの「iBeacon」競合の「Eddystone」をオープンソース/マルチプラットフォームで公開

» 2015年07月15日 12時36分 公開
[佐藤由紀子ITmedia]
 beacon 0 Eddystoneのロゴ

 米Googleは7月14日(現地時間)、Bluetooth Low Energy(BLE)ビーコンのフォーマット「Eddystone」をオープンソース(Apache v2.0)で公開した。AndroidだけでなくiOSにも対応するマルチプラットフォームのフォーマットだ。

 BLEビーコンとしては米AppleがiOS 7から提供している「iBeacon」が知られているが、iBeaconがiOSでのみ利用できるのに対し、Eddystoneはオープンでマルチプラットフォームであることが強みだ。

 ビーコンとは、BLE信号を小規模な検知エリア内に発信するビーコン装置(以下ビーコン)の情報をスマートフォンなどで受信する機能。例えばバスにビーコンを設置すれば、バス停にバスが近づくと待っている乗客の端末にそれが表示されるし、店舗内のビーコンが来客の端末にバーゲンの通知を送ることができる。

 beacon 1 バスにビーコンを設置すれば端末にバスの到着予告が表示される

 AndroidアプリでEddystoneを採用するには、「Google Play Services」に追加された「Nearby API」を使う。また、一連のリソースがGitHubで公開されている。

 現在、複数のハードウェアパートナーがEddystone対応ビーコンを製造しており、パートナーを拡大していく。

 beacon 2 ハードウェアパートナー

 また、Eddystoneは、ビーコンからURLを発信できるのが大きな特徴だ。つまり、受信側に特定のアプリがインストールされていなくてもWebブラウザがあれば情報を受け取れることになる。

 ビーコンの発信情報は基本的にパブリックな信号だが、頻繁に変更され、認証されたクライアントしかデコードできない「Ephemeral Identifiers(EIDs)」と呼ばれる技術を採用することで、プライバシーおよびセキュリティを守ることも可能という。例えば紛失した鍵を探したり、空港で自分の荷物を見つけるといった応用を想定している。

 ちなみにEddystoneという名称は、航海の難所として知られる英国のEddystone Rocksに建てられた灯台の名前(そもそもビーコンには灯台という意味もある)。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年06月13日 更新
  1. スタバ長時間滞在、なぜ「一律ルール」設けない? “スマホでゲーム、PCで仕事も…広報見解は (2026年06月12日)
  2. 新エントリースマホ「arrows We3」発表 コンパクトな高耐久ボディーに5000mAhバッテリーや新カメラを搭載 (2026年06月11日)
  3. 「JALモバイル powered by ahamo」のお得度を検証 本家ahamoやIIJmio版とは何が違う? (2026年06月12日)
  4. スマホの“ミニ”外付けディスプレイが流行の兆し? 若者がインカメラではなく「アウトカメラ」で自撮りする理由 (2026年06月10日)
  5. 「日本通信アプリ」の新バージョン提供開始 FPoS対応で本人確認のセキュリティを強化 (2026年06月11日)
  6. 20万円超も珍しくない高額スマホ時代、「スマホ保険」の選び方と料金の目安は? (2026年06月12日)
  7. 「Nintendo Switch 2」が“転売ヤー”の餌食に 多言語版の買い占め→「プレイ50時間」条件復活 (2026年06月12日)
  8. なぜ? マクドナルド「巨大セルフ注文端末」に批判殺到の理由 UI/UXに価格表示まで……直面している課題とは (2026年05月14日)
  9. ソフトバンクが「今回もやる」とGalaxy S26を月額1円で販売――販売方法を早急に見直さないと撤退を迫られるメーカーも (2026年03月08日)
  10. あのシャープが「ウェアラブル」に参戦? スマホ「AQUOS」新製品予告 詳細は16日に発表 (2026年06月10日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー