米調査会社IDCは8月27日(現地時間)、第2四半期(4〜6月)における世界ウェアラブル端末市場の調査結果を発表した。4月24日発売の「Apple Watch」が初登場でシェアランキング2位を占めた。
米AppleはApple Watchの出荷台数を発表していないが、IDCは360万台としている。米Strategy Analyticsは400万台と推定している。
IDCによると、同四半期のウェアラブル端末の総出荷台数は前年同期比223.2%増の1810万台で、シェアトップは440万台を出荷したFitbitだ。3位は5月に欧米でも「Mi Band」を発売した中国Xiaomi、4位は米Garmin、5位に「Gear S」や「Gear Fit」を販売する韓国Samsung Electronicsが入った。Samsungは前年同期から25%シェアを落とした。
順位は第1四半期の上位の2位にAppleが割り込んだ形で、後は変わらない。
順位 | メーカー名 | 2015年2Q出荷台数 | 2015年2Qシェア(%) | 2014年2Q出荷台数 | 2014年2Qシェア(%) | 成長率 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | FitBit | 4.4 | 24.3 | 1.7 | 30.4 | 158.8 |
2 | Apple | 3.6 | 19.9 | 0 | 0.0 | N/A |
3 | Xiaomi | 3.1 | 17.1 | 0 | 0.0 | N/A |
4 | Garmin | 0.7 | 3.9 | 0.5 | 8.9 | 40.0 |
5 | Samsung | 0.6 | 3.3 | 0.8 | 14.3 | -25.0 |
その他 | 5.7 | 31.5 | 2.6 | 46.4 | 119.2 | |
合計 | 18.1 | 100.0 | 5.6 | 100.0 | 223.2 | |
(資料:IDC) |
IDCは、同四半期はFitbitが首位を守ったものの、Fitbitは最小限の機能を搭載した端末しか販売していないので、Appleが次の市場リーダーになると予測する。
Appleは9月9日に開催する発表イベントで、次期ウェアラブルOS「watchOS 2」をリリースする見込み。このOSでは、サードパーティー製アプリがネイティブで稼働するので、Apple Watchの用途はさらに広がることになる。
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