ASUSは9月2日(現地時間)、ドイツ・ベルリンで開催されるIFAに合わせてプレスカンファレンスを行った。ZenシリーズとゲーミングPCの2つのテーマで発表。Zenシリーズでは、モバイルマーケティングディレクターのErik Hermanson氏が、最新のスマートフォンやタブレット、スマートウォッチを紹介した。なお、ZenFone 2 Laser以外、発表された製品の日本での発売はすべて未定。また価格も未定。
Hermanson氏は、「2015年早くに発表、発売したZenFone 2は、ユーザーから好評を得ている」と手応え話す。しかし、このZenFone 2にとどまらず、「革新的な機能を持つ新たな派生モデルを投入する」として5機種のスマートフォンを紹介した。
プレゼンテーションで紹介したスマートフォンは、背面がクリスタルカットされた「ZenFone 2 Deluxe」、5000mAhという大容量のバッテリーを搭載した「ZenFone Max」、0.2秒の高速フォーカスが可能なカメラを搭載した「ZenFone 2 Laser」、前面に13メガピクセルのデュアルカメラを備えた「ZenFone Selfie」、背面に光学3倍ズームを備えながら本体は非常に薄く仕上げられた「ZenFone Zoom」の5モデル。
このうち、ZenFone 2 Laserは日本でも発売されており、ほかもすでに2015年1月のCESや6月のCOMPUTEX TAIPEIの展示会で発表済みのモデル。今回は、一部を除きタッチ&トライで実機に触れることができた。
注目したいのが、光学3倍ズームを搭載したスマートフォンでは世界最薄のZenFone Zoomで、プレゼンテーションでも時間を取って機能が詳しく説明された。CESでZenFone 2とともに発表されたモデルで、ディスプレイは5.5型。64ビットの2.5GHzクアッドコアのIntel Atomプロセッサー、4Gバイトのメインメモリを搭載する。カメラは13メガピクセルで、5センチまで寄ったマクロ撮影も可能だ。
ZenWatchの後継機である「ZenWatch 2」も発表。COMPUTEX TAIPEI 2015で展示されていたが、それが正式に発表された形だ。欧州では149ユーロ(約2万円)で10月に発売される。
ZenWatch 2は、AndroidWearを搭載するスマートウォッチ。「スマートウォッチは機能と同様にデザインやカスタマイズ性が重要だ」とHermanson氏は述べる。1.63型で320 x 320ピクセル、1.45型で280×280ピクセルという2つのサイズ、3つのステンレススチールのケースカラー(Silver、Gunmetal、Rose Gold)、素材やカラーの異なる18のストラップ、50種類のウォッチフェイスを用意することを明らかにした。スマホのアプリでフェイスをカスタマイズすることもできる。
スマホからの通知を受け取れるのはもちろん、ウォッチ同士で直接メッセージや絵文字をやり取りしたりできるほか、アクティビティトラッカーとしての機能も備えている。新たにリュウズを備え、より時計らしいスタイルになった。このリュウズで素早くアプリにアクセスしたり、画面をオン/オフしたりできる。
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