サイズを選べるハイスペックスマホ――写真と動画で解説する「AQUOS Xx2」「AQUOS Xx2 mini」倍速120Hz液晶搭載(2/2 ページ)

» 2015年10月15日 20時30分 公開
[井上翔ITmedia]
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カメラ:両機種とも「GR certified」 Xx2は「ハイブリッドAF」にも対応

 シャープでは、2014年冬モデルからリコーイメージングの画質認証プログラム「GR certified」を取得したカメラをスマホに搭載している。Xx2・Xx2 miniのメインカメラは、いずれもこの認証を通過している。2000万画素台のセンサーを採用することが多い他社のハイエンドスマホよりも“控えめ”といえる1310万画素のセンサーを使っているが、画質面はかなり期待してよいだろう。

 メインカメラにおいて、Xx2にあってXx2 miniにはない機能としては「ハイブリッドオートフォーカス(AF)」と「光学式手ブレ補正」が挙げられる。ハイブリッドオートフォーカスは、従来の「コントラスト(色相差)AF」に加えて、一眼レフカメラでも使われている「位相差AF」を組み合わせてピント合わせの速度を改善したもの。光学式手ブレ補正は、レンズそのものを動かしてカメラを手で持った際のブレを補正する。

 インカメラは両機種ともに本体正面の下側にある。センサーは、Xx2が約800万画素、Xx2 miniが約500万画素のものを採用している。インカメラに切り替えると、本体を逆さにすると撮影しやすくなる旨が表示されるようになっている。

AQUOS Xx2のカメラ(1)AQUOS Xx2のカメラ(2) 両機種のメインカメラはリコーイメージングの「GR certified」認証を通過している。画質は一定水準以上を期待できる

エモパー:音声メモに対応して「バージョン3.0」に

 シャープのAQUOSスマホにおける最大の差別化要素といえば、人工知能を使ったエージェント機能「エモパー」だ。シーンに応じて、音声や文字で“話しかけて”くれるエモパーは、Xx2・Xx2 miniで「バージョン3.0」に進化した。

 バージョン3.0では、ヒカリエモーションとエフェクト音を組み合わせた表現に対応したほか、エモパーに話しかけることで音声メモを取れる「エモパーメモ」機能が追加された。話しかけるメモの内容がある程度曖昧でも、エモパーがしっかりとリマインドしてくれる。

「エモパーメモ」の説明 エモパー3.0の目玉機能「エモパーメモ」の説明

どちらがいい?

 冒頭にも述べたとおり、Xx2とXx2 miniはスペックに共通点が多い。Qualcommの6コアプロセッサ「Snapdragon 808(MSM8992)」、3Gバイトのメインメモリ、microSDXCスロット(最大200Gバイト)など、フラッグシップスマホとしてふさわしいハイスペックモデルだ。

 だが、よくよく見てみると違いもある。先述のとおり、メイン・インカメラのスペックに差が設けられているし、ストレージ容量(Xx2:32Gバイト、Xx2 mini:16Gバイト)、モバイル通信における「キャリアアグリゲーション」への対応(Xx2:対応、Xx2 mini:非対応)、テレビ機能(Xx2:フルセグ対応、Xx2 mini:ワンセグ対応)など、細かいところに目を向けると差がある。

 Xx2はソフトバンクのAndroidスマホの中でも一番の“てっぺん”を求める人に向けたモデルで、「とにかくハイスペック!」な人にお勧めといえる。

 一方、Xx2 miniはXx2を単純に小さくしただけではなく、ボディの素材を変更し、一部スペックを抑えることで、「ハイスペックでも、ある程度お手頃な価格なスマホが欲しい!」という人に向けたモデルといえる。

 いずれにせよ、2015年冬・2016年春のAndroidスマホとしてはスペックが高めではある。自分の好みやスマホの使い方に合わせて選ぼう。

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