アメリカやイギリスなど一部の国で販売されており、日本への上陸が熱望されていた「Apple SIM」がいよいよ国内で販売開始する運びとなりました。
Apple SIMはAppleが提供するSIMカードです。Apple SIMを使うことで提携する通信事業者のデータプランをiPad上から選択することができ、提携する事業者がある国であればSIMの交換をすることなく、現地の通信網が利用可能となっています。
Apple SIMはデータ通信SIMで、iPad Pro Wi-Fi + Cellularモデル、iPad Air 2 Wi-Fi + Cellularモデル、iPad mini 4 Wi-Fi + CellularモデルおよびiPad mini 3 Wi-Fi + Cellularモデルが対応機種となっており、契約料金・事務手数料が不要なプリペイドタイプのSIMカードとして販売しています。1GBあたり1,500円と、国内で流通しているプリペイドSIMカードよりも高額に感じるかもしれませんが、世界各国の通信網に対応しているので、旅行先から帰国した際にも余ったデータプランを利用できることを考えたらお得と言えるでしょう。
今後、iPadとApple SIMという組合せは海外出張を頻繁に行うビジネスマンや、世界各国を旅する人たちにとってのファーストチョイスとして定着するかもしれませんね。
Apple SIMについては、後日詳しい解説を掲載する予定です。
(文:SIM通編集部)
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