他にも、アプリを使ってランプの色を変えられる「Philips Hue(フィリップス ヒュー)」や、指輪型のウェアラブルデバイスで照明のオンオフを操作できる「Ring ZERO」など、話題のIoTデバイスが複数そろっていた。他社製品とあわせて配置することで、ドコモ光やスマホと組み合わせた便利な使い方を、トータルで提案していきたいという。
例えば外出中はネットワークカメラで自宅の様子をチェックし、帰宅したら指輪型ウェアラブルデバイスをはめた指をくるんと振って照明をオン。スマートロックをかけた寝室に入り、ランプをくつろげるシックな色に変え、「dTV」で配信される海外ドラマをテレビで楽しむ。
休日はワイヤレススピーカーシステムで「dヒッツ」のプレイリストを流しながら、自宅でワークアウト。運動の記録はムーヴバンドに残しておき、「dマガジン」の料理雑誌でヘルシーなメニューを探す。これらは全てドコモ光の高速回線でスムーズに利用できるが、料金はよりお得になった……。ウチスマは未来のスマートホームを一足先に味わえる空間となっているため、待ち時間にこのような妄想をして十分楽しむこともできそうだ。
なお今回取材したビオルネ店は、ウチスマのエリアを1カ所にまとめ、ドコモショップに併設される形で展示されていた。一方、店舗のレイアウトを検討・検証するため、3店目となるドコモショップグランフロント大阪店では、売り場全体にウチスマコーナーをちりばめて、ビオルネ店とはまた違った見せ方を試している。
特に目を引くのは自社サービスの隣に、冷蔵庫やルンバなど大型のスマート家電が展示されているところだ。ドコモ関西がメーカーに協力してもらい、家電とdコンテンツを並べることで、より自宅のスマートホーム化をイメージしやすく工夫している。
12月末にはドコモショップ本町店でもウチスマの運用が始まる予定となっている。広報担当者によると、「当該施策をより有用なものとし、お客さまに対してより効果的に利便性を訴求していくため、関西の2府4県にて順次店舗を拡大していく」という。今後は大阪のみならず、読者の近所のドコモショップでもウチスマを体験できる機会が来るかもしれない。
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