3月31日に発売される、Appleの最新スマートフォン「iPhone SE」。最近では珍しい4型ディスプレイを搭載した小型モデルだが、デザインは2013年に発売された「iPhone 5s」を踏襲している。そんな中で注目したいのが、5sで採用されていない「ローズゴールド」だ。ゴールド、シルバー、スペースグレイはSEと5sどちらも採用されているが、ローズゴールドは4型のiPhoneではSEのみの色だ。
今回、iPhone SEの実機を事前に触れる機会を得たので、まずは外観を写真で紹介していきたい。
iPhone SEのサイズは58.6(幅)×123.8(高さ)×7.6(奥行き)ミリ、重量は113グラム。サイズは5sと全く同じで、1グラム重くなったのみ。カメラや側面のパーツも両モデルは同じなので、5s用のケースはSEでも使えると考えていいだろう。
側面から背面にかけてアルミニウムで覆われており、アンテナの感度を確保するために背面の上下端が白い樹脂で覆われているのも5sと同じだ。SEで処理を変えたのが、側面の面取りした部分だ。5sではここは光沢処理がなされていてキラキラと輝いていたが、SEではマットな処理に変更されており、5sよりも落ち着いた仕上がりとなっている。
iPhone 6sとiPhone 6s Plusのローズゴールドを並べて見比べると、SEの方がやや明るく、「小豆色」に近い印象を受けた。とはいえガーリーというほどではなく、大人の男性が持ってもそれほど違和感はなさそうだ。
2年半前に発売されたモデルとほぼ同じデザインではあるが、今見ても色あせていないと感じるのは、当時からデザインの完成度が高かったことをうかがわせる。CPUやカメラなど、性能は5sから大きくパワーアップしているSEだが、「見た目にも新しさが欲しい」という人は、ローズゴールドを選ぶのがいいだろう。
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