ソニーは4月21日、米Googleとの協力により、次期Android「Android N(コードネーム)」の開発者向けプレビュー版を、「Xperia Z3」の一部のモデルにインストールできるようにしたと発表した。Xperia向けのAndroid N版アプリの開発を促進するのが狙い。
対象になる端末は、Xperia Z3のSIMフリーのグローバルモデルである「D6603」および「D6653」のみだ。(なぜ最新フラッグシップのXperia Z5ではなく、2014年発売のZ3が対象なのかは不明。)
Googleは3月から開発者プレビューを提供しているが、これまではインストールできる端末は、Nexus 5X、Nexus 6、Nexus 6P、Nexus 9、Nexus 9 LTE、General Mobile 4G、Pixel Cのみだった。
上記のモデルにはプレビュー版をOTAでインストールできるが、Xperia Z3の場合は「Xperia Companion」をインストールしたPCあるいはMacにUSBケーブルで端末を接続してインストールする必要がある。
また、プレビュー版はGoogle提供のもので、Xperiaのスキンや独自アプリなどは含まれない。
Android Nでは、画面分割(下図右)やホーム画面でのアプリフォルダ(下図左)、プッシュ通知の改善などが予定されている。
Googleは、プレビュー版を4〜6週間おきにアップデートし、正式版は第3四半期(7〜9月)にAOSP(Android Open Source Project)およびOEMに配布する計画だ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.