「Google翻訳」のAndroidアプリ、他のアプリ内での「タップして翻訳」が可能に

» 2016年05月12日 08時43分 公開
[佐藤由紀子ITmedia]

 米Googleは5月11日(現地時間)、Android版「Google翻訳」をバージョン5.0にアップデートし、新機能「Tap to Translate(日本ではタップして翻訳)」を追加したと発表した。Android 4.2以降で利用できる。

 Tap to Translateは、サードパーティー製を含むアプリ内で選択したテキストを、その場で翻訳する機能。これまでもGoogleのアプリ内ではテキストを選択してポップアップメニューで「翻訳」を選ぶことで翻訳できたが、これがGoogle以外のアプリでもできるようになった。

 trans 1 WhatsApp内でも翻訳できる

 Google翻訳の最新版にアップデートすると、設定メニューに「タップして翻訳」が追加されるので、これをタップして「「タップして翻訳」を有効にする」を有効にする。下中央図のように他のアプリの上に重ねて描画することを許可すると、他のアプリでも使えるようになる。

 trans 2 「タップして翻訳」を有効にする

 例えばFacebookメッセンジャーで、テキストを選択(タップというより長押し)して表示されるメニューで「テキストをコピー」をタップすると、画面右上にGoogle翻訳のアイコンがしばらくフローティングするので、これをタップすると選択したテキストを設定してある言語に翻訳するウィンドウが表示される(上右の図)。

 翻訳ウィンドウに表示される「新しい翻訳」をタップすると、Facebookメッセンジャーを離れずにメッセージの応答テキストを相手の言語に翻訳できる。

 本稿筆者の環境では、Facebook、Microsoft Office、Twitter、Evernoteなどで利用できた。Twitterではツイートを長押ししただけで翻訳アイコンが表示された。

 この機能は、オフラインでも利用可能だ(オフライン用の辞書のダウンロードが必要)。

 同社はまた、iOS版Google翻訳でもオフライン辞書を利用できるようにしたことも発表した。オフライン辞書は52カ国語がそろい、容量が従来より90%削減されて1言語が約25MBになった。

 また、2015年7月に発表した画像読み取り機能を中国語に対応させた(日本語にはまだ対応していない)。


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