モトローラ・モビリティ・ジャパンは9月27日、Androidスマートフォン「Moto Z」「Moto Z Play」を日本で発売することを発表した。販売はシネックスインフォテックを通して行われ、同社と取引のある家電量販店、Web通販サイトやMVNO(仮想移動体通信事業者)で取り扱う予定だ。先行予約販売は同日から、出荷は10月中旬から順次行う。
想定販売価格はMoto Zが8万5800円(税別、以下同)、Moto Z Playが5万3800円だ。
Moto Zは、Moto Zシリーズのフラッグシップモデル。プロセッサにはQualcomm製の「Snapdragon 820」(CPU部は1.8GHz 2コア+1.36GHz 2コア構成)を採用し、メインメモリは4GB、内蔵ストレージは64GBを搭載する。外部ストレージはmicroSDXC(最大128GB)に対応する。
画面は5.5型のWQHD(1440×2560ピクセル)のSuper AMOLED(有機ELディスプレイ)を搭載する。アウトカメラは1300万画素センサー(レーザーオートフォーカス対応)を、インカメラは500万画素センサーをそれぞれ採用する。バッテリー容量は2600mAh(ユーザーによる交換不可)で、急速充電技術「Turbo Power」に対応している。外部接続端子はUSB-Type Cとなっている。本体正面には指紋認証センサーを搭載している。
モバイル通信の対応規格と周波数帯(Band)は以下の通り。
SIMカードはNano SIMを2枚搭載可能で、LTE/W-CDMAまたはW-CDMA/W-CDMAの組み合わせで「デュアルSIMデュアルスタンバイ(DSDS)」にも対応する。ただし、2枚目のNano SIMカードとmicroSDと排他となる。無線LAN(Wi-Fi)はIEEE 802.11 ac/a/b/g/n(2.4GHz帯・5GHz帯)に対応する。
ボディーサイズは75.3(幅)×155(高さ)×5.2(奥行き・最薄部)mm、重量は約134gとなる。カラーはLunarとGoldの2色を用意する。
OSはAndroid 6.0だが、Android 7.0へのバージョンアップが後日実施される。
Moto Z Playは、プロセッサにはQualcomm製の「Snapdragon 625」(CPU部は2GHz 4コア構成)を採用するミドルレンジモデルとなる。メインメモリは3GB、内蔵ストレージは32GBを搭載する。外部ストレージはmicroSDXC(最大128GB)に対応する。
画面は5.5型のフルHD(1080×1920ピクセル)のSuper AMOLED(有機ELディスプレイ)を搭載する。アウトカメラは1600万画素センサー(位相差オートフォーカス対応)を、インカメラは500万画素センサーをそれぞれ採用する。バッテリー容量は3510mAh(ユーザーによる交換不可)で、急速充電技術「Turbo Power」に対応している。外部接続端子はUSB-Type Cとなっている。
モバイル通信の対応規格と周波数帯(Band)は以下の通り。
SIMカードはNano SIMを2枚搭載可能で、LTE/W-CDMAまたはW-CDMA/W-CDMAの組み合わせで「デュアルSIMデュアルスタンバイ(DSDS)」にも対応する。無線LAN(Wi-Fi)はIEEE 802.11 ac/a/b/g/n(2.4GHz帯・5GHz帯)に対応する。
ボディーサイズは76.4(幅)×156.4(高さ)×6.99(奥行き・最薄部)mm、重量は約165gとなる。カラーはBlackとWhiteの2色を用意する。
OSはAndroid 6.0だが、Android 7.0へのバージョンアップが後日実施される。
Moto ZとMoto Z Playの背面には、磁石で装着する機能拡張モジュール・デザインパネ「Moto Mods」を装着することができる。Moto ModsはMoto Zシリーズで共用可能で、将来出るであろう新モデルでも利用できる。
日本では、以下のMoto Modsを販売する。
「JBL Sound Boost Speaker」は、3Wのスピーカーを2つ搭載するJBLブランドのスピーカーMods。1000mAhのバッテリーも内蔵しており、装着したMoto Zファミリーの本体を充電することもできる。カラーはBlackとWhiteの2色を用意する。
「Hasselblad True Zoom Camera」は、スウェーデンのカメラメーカー「Hasselblad」とコラボレーションしたデジタルカメラMods。1200万画素センサーと光学10倍ズームレンズを搭載しており、望遠撮影を強化するモジュールと位置付けられる。
Moto Zファミリーに装着するとアウトカメラを置き換える形で機能するので、Android向けに開発されたカメラアプリの大半で利用することもできる。ファイルフォーマットは写真はJPEGとDNG(RAW)、動画はMPEG4となる。
「Insta-Share Projector」は、DLP方式のプロジェクターMods。輝度は50ルーメンで、解像度はWVGA(854×480ピクセル)となる。1100mAhのバッテリーを内蔵しており、装着したMoto Zファミリーの本体を充電することもできる。
「Incipio offGRID Power Pack」は、バッテリー容量を拡張するMods。USB Type-Cでの充電に対応するタイプ(想定販売価格8800円)と、Qi(PMA 3.0)規格の非接触充電に対応するタイプ(想定販売価格1万1800円)の2種類を用意する。いずれのタイプも、本体経由での充電が可能だ。カラーはBlackとWhiteの2色を用意する。
容量は2220mAhで、最大で約22時間駆動時間を延長することができる。
「Style Shell」は、Moto Zファミリーを装飾するリアパネル。バリスティックナイロン(想定販売価格1980円)、オーク(想定販売価格2980円)、レザー(想定販売価格3480円)の3種類を用意する。
バリスティックナイロンはRedとBlack、オークはWashed・Silver・Charcoal Ashの3バリエーションを用意する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.