ついつい熱中して、スマホの容量のことを忘れがちなスマホゲーム。そうしたスマホでゲームを楽しむ全ユーザーが「こんなのを待っていた!」と諸手を挙げて歓迎するような新MVNOサービスが登場します。
人気スマホゲーム「グランブルーファンタジー」などを手がけた春田康一氏が代表を務めるLogickLinksが、MVNO SIMサービスに参入することを発表しました。7月1日より「LinksMate」としてサービスをスタートするのに先立ち、4月30日より先行受付を開始しました。
ベースとなるSIMカードサービスは「データ通信+SMS」。4種類のプランが用意されています。
使用する通信エリアはドコモ回線。上記にプラスしてひと月あたり600円を支払えば、音声通話サービスにも対応。シェアプランも用意されており、ひとつの回線で最大5枚のSIMを持つことができます(1枚追加ごとにひと月300円かかります)。
また、SIMカードとSIMフリースマホがセットになったプランもあり、人気の「HUAWEI P9」をはじめSIMフリースマホ7機種、モバイルWi-Fiルーター1機種がサービス開始時にラインアップされます。
※追加SIMカードを発行する際、手数料として400円かかります。
LinksMateの最大の特徴は対象の「ゲーム」「コンテンツ」「SNS」のデータ通信量が90%以上OFFとなる、カウントフリーオプション(月額500円)です。これまでにもカウントフリーオプションサービスを導入していたMVNOはありますが、SNSや音楽・動画ストリーミングサービスに加え、ゲームまでもがカウントフリーになるものは初めてのこと。
なお、今回、90%以上のデータ通信量としているのは、ゲームプレイ以外の部分(ゲームアップデートなどで起こる通信)で通信することもあるためだそうです。
サービス開始時、カウントフリーとなるゲームタイトルは「みんゴル」や「Shadowverse」「刀剣乱舞 -ONLINE- Pocket」など、11タイトルになっています。また、これらのゲームのうちグランブルーファンタジーとShadowverseは、連携特典を用意しており、レアなキャラクターやカード、アイテムなどが配布されるとのこと。他のゲームについても、今後、何かしらの特典が発表される可能性もありそうです。
連携できるゲームは、5GBで1タイトル。10GBから30GBまでは3タイトルとなっており、毎月プランに応じたゲーム内アイテムをゲットできます。さらに10GBプラン以上ではゲーム内アイテムと交換できる「スター」が配布されるため、上記タイトルを遊んでいる、これから遊んでみようというかたがLinksMate SIMに乗り換えるメリットは、かなり大きいといえるでしょう。
また、ゲーム以外のカウントフリー対象として、「AbemaTV」「AWA」「Facebook」「Twitter」があります。AppStoreやGooglePlayでは、カウントフリー対象のゲームやコンテンツなどのダウンロードや、アップデート、決済にかかる通信量がかからないとしています。
後発ながらシェアを伸ばしているMVNO SIMサービスに「LINE MOBILE」がありますが、こちらもグループ内での連携をはかることで大きな支持を得ています。ゲームを足がかりとしたSIMサービスというのは、これまでにはなかったため、メリット・デメリットを含めて未知数ではありますが、この発表内容は大きな衝撃を与えるとともに、非常に魅力的に思えます。
運営するLogicLinksでは、対応するゲームやサービスを今後も増やしていくと話しており、今後も人気のゲームやコンテンツがカウントフリーとなる可能性があります。新たな発表を期待したいところです。
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