Googleが5月17日(米国時間)、iOSとAndroid向けアルバムアプリ「Google フォト」のアップデートを発表した。
アップデートにより「シェア」機能が強化される。詳細は以下の通り。
保存した写真を「誰にシェアするか」を自動で提案してくれる機能を追加する。これは機械学習を活用したもので、写真に写っている人物を認識し、その人に対して写真のシェアを提案してくれる。提案されたら「SHARED」ボタンを押すだけでシェアされる。アプリに新たに「sharing」タブが追加され、ここからシェアの操作をしたり、シェアされた写真を閲覧したりできる。
Google フォトに保存した全ての写真、または特定の人物の写真を、あらかじめ指定したユーザーと自動でシェアすることもできる。例えば子どもの写真を家族と共有する、といったときに便利。この機能でシェアされた写真は「Shared library」から確認できる。
上記のアップデートはiOSとAndroidいずれも対象で、近日中に実施される。
紙のアルバムでGoogle フォトの写真を閲覧できる「Photo Books(フォトブック)」も提供する。特定の人物、場所、イベントなどに関連する写真を自動で選別してフォトブックを注文できる。例えば「週末の旅行」「ミシガン湖」といったテーマでフォトブックが作成される。同じ写りの写真や写りの良くない写真は省かれるので、手動で選別しなくても、最適な写真を集めてくれる。
まずは米国で5月下旬に開始し、Webサイトから注文できる。料金は20ページのソフトカバーが9.99ドル、20ページのハードカバーが19.99ドル。ソフトカバーは0.35ドル/ページ、ハードカバーは0.65ドル/ページでページを追加できる。日本ではまだ利用できないが、対象国は追加していくとのこと。
Google フォトは現在、全世界で5億人が使っており、1日あたり10.2億の写真と動画がバックアップされている。
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